ルアーフィッシング入門2「ロッド(竿)について」

第1回ではルアーフィッシング入門として、身近で釣れる魚を紹介し、これから各魚種の釣り方について触れていこうと思ったが、いざ書こうとしたら専門用語だらけの解説だらけになってしまった。そのため、まずは基本的な用語や道具について触れていこうと思う。

第2回では釣りをするうえで必須となる「釣竿」について解説していきたい。

まず、ルアーフィッシングでは釣竿のことを「ロッド」と呼ぶため、以下釣竿のことをロッドと表記する。道具や用語の多くが横文字(英語)であるのは、ルアーフィッシングがアメリカで発展したためである。

ロッドの種類

ルアーフィッシングで使うロッドは、スピニングロッドとベイトロッドに分かれる。

スピニングロッドとは、スピニングリールと組み合わせて使うロッドであり、一般的な釣竿とリールの組み合わせを想像してもらえれば良い。これからの入門シリーズでは、主にスピニングタックル(注1)を用いた釣り方を前提とする。

注1:タックルとは、ロッドとリールを併せたセットのことを指す。

ベイトロッドとは、ベイトリールと組み合わせて使うロッドであるが、扱いに技術を要するため、入門シリーズでは深く掘り下げないこととする。

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ロッドの長さ

アメリカで発展したが故にフィートやインチ表記を用いる。1フィートは約30センチ、1インチは約2.5センチと覚えておこう。例えば、6.3フィートという表記のロッドがあった場合、長さは187.5センチとなるが、実寸は多少の誤差があるため、約190センチくらいに思っておけば問題ない。

ロッドのパワー

ライト、ミディアム、ヘビーなどの表記を用いる。対象魚種によって異なってくるが、だいたい下記のように思っておけば良い。なお、()内は略表記となる。

ウルトラライト(UL)

ライト(L)

ミディアムライト(ML)

ミディアム(M)

ミディアムヘビー(MH)

ヘビー(H)

読み通り、上から順に下にいくほどパワーがある。なお、更にパワーのないエキストラウルトラライト(XUL)や、更にパワーのあるエキストラヘビー(XH)もあるが、そこまでのものは慣れてきてからで良い。

これだけ見ると、パワーがあるほうが良いと思われる人もいるかもしれないが、釣り方や扱うルアーによって適材適所があるため、このように細分化されている。

ロッドの仕舞形式

ジョイント部分でつなぐ「継ぎ」と、伸縮式の「振出」がある。御多分に漏れず横文字が使われており、継ぎはマルチピース(継ぎ数によって1ピースや2ピースという)、振出はテレスコピック(テレスコと略されることが多い)と呼ぶ。また、仕舞った際の寸法が短くなるロッド(目安は仕舞寸法60センチ以下)のことをパックロッドやモバイルロッドと言う。

ロッド表記の読み解き方

ここまでの3点を踏まえると、巷にあふれるロッド表記の意味が分かる。

(ロッド名称)662Lとなっている場合。

「66」…長さを表す。6.6フィート。

「2」…継数を表す。2ピース。

「L」…パワーを表す。ライトパワー。

テレスコピックの場合、末尾に「T」がつく場合が多い。例えば、705MLTとなっている場合、7フィートで5つ伸縮部のあるテレスコピックロッドでミディアムライトパワーであると読み解くことができる。

ロッドの調子

テーパーという概念を用いる。

ファーストテーパー…先調子。負荷をかけてもあまり曲がらない。

レギュラーテーパー…中調子。負荷をかけると適度に曲がる。

スローテーパー…胴調子。負荷をかけるとよく曲がる。

実際には、前述のパワー表記とある程度混同されて使われている。例えば、ウルトラライトパワーであればよく曲がるロッドが多いし、ハードパワーであればガチガチの曲がらないロッドが多い。

また、ブランク(後述)の根本から先端にかけて急激に細くなっていくものをファーストテーパーといったり、その逆にゆるやかに細くなっていくものをスローテーパーといったりする。

ロッドのパーツ

ロッドは下記パーツにより構成されている。

ブランク…ロッド本体の棒の部分のこと。現在はカーボン素材が広く使われているが、グラスなどが使用されているものもある。カーボン素材は反発力によって高弾性~低弾性に分けられる。また、ブランクの先端側をティップ、中頃をベリー、根本側をバットと呼ぶ。

ガイド…ブランクについている釣り糸を通す輪の部分のこと。更にフレームとリングに分かれて呼ばれることがある。フレームの素材は、強化樹脂、ステンレス、チタン、強化カーボンなどが使われる(後ろのものほど高価)。リングは、ハードロイ、SIC、トルザイトといったものが用いられる(リングは素材名ではなく製品名、後ろのものほど高価)

グリップ…リールをつけて持つ部分のこと。スピニングタックルでは、リールをつけて、足の部分を中指と薬指の間に挟んでロッドを持つ。しばしば見られるのは、グリップのお尻の部分を持っている女性の姿。たいていの場合、彼氏に連れてこられて暇そうにしている彼女だったりする。

以上がロッドの基礎知識となる。実際にどのくらいの仕様のロッドを選べば良いのかは魚種によって異なるため、今後予定している魚種別の釣り方で採り上げていきたい。

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