釣行記:荒川シーバス

荒川シーバス2016-5「やっぱり河川は下げなのか?」

cyoshi

誰にでも相性というものがある。人同士の相性、物との相性など、物事を問わず良いもの悪いものに分かれていくから不思議である。こと釣り人にとって重要となる相性は「ポイントとの相性」だと思う。これが実際にあるから困ったもので、周囲の状況や釣果に関わらず、良く釣れる場所や全く釣れない場所がある。

私にとって、東京近郊(埼玉南部~横浜あたり)はどうも相性の良くないフィールドにあたるようだ。故郷の伊豆はもちろん、転勤によって4年間を過ごした大阪においても、今までの経験から、それなりに満足の行く釣果が得られたのだが、こっちのフィールドはどうも良い思い出がない。それは大学生のときに横浜周辺で都市型シーバシングを始めてやったときから変わっていない(そのときももちろんボウズ)。

そして、現在のメインフィールドとなっている「荒川水系」も何故か釣れない相性の悪いフィールドとなっている。バス釣りもシーバス釣りも「これまでのやり方」が通用しないのである。

だけど、釣りたいのなら行くしかない。行かなければ0%だが、行けば例え0.1%であっても0ではない。

「苦手意識払拭!」「荒川攻略!」今日も行ってきましたよ、パックロッドを片手にね。

大潮、下げ3分からスタート

まずは最近になって目をつけている支流に行ってみた。前回お会いした常連っぽいアングラーの話では、下げの時間は流れが早すぎるため、上げの時間の方が良いとのことであったが、私の持ち得る小規模河川のパターンはただひとつ、「下げの流れが効いているときに橋の下の明暗打ち」である。

ポイントを観察してみると、大潮の下げだけあって流れがめっちゃ早い。それでもベイトは居る。イメージでは、明暗にシーバスが潜んでおり、流下してきたベイトを捕食しているはず。セオリー通り、表層から順繰りに明暗を絡ませて攻めるが、シーバスからの反応は得られない。ポイントが小規模なので、あまり粘るようなところではない。下げ潮におけるパターンを探すべく、ポイント移動をすることにした。

下げているときの流れのないエリア

大潮の下げ潮ともなれば流れは相当なものである。基本的にシーバスは流れがあったほうが食いが立つとは思うのだが、一方でずっと激流の中に潜んでいるのも体力的に大変だろうと、それならば流れの緩むエリアに溜まっていることもあるのではないかと推測し、見出しのようなエリアを打ってみることにした。

チョイスしたのは「旧岩淵水門」である。ここは桟橋になっており、昼間はハゼ釣りなどの好スポットとなっているそうだ。思った通り流れがほとんどない。しかも風裏になっており、とても穏やかである。

ついでに水面も穏やかである(´-ι_-`)

ベイトの気配もシーバスの気配もない。底は砂地のシャローであり、確かにハゼ釣りはしやすいなぁと思う。もしかしたらハゼをベイトにしているやつが居るかもしれないと、ジグヘッド+ソフトルアーに変更し、ボトムを攻めるもののやっぱり反応はいただけない。

非常に穏やかで癒しスポットではあったが、釣れる気配がないため、いくつかのポイントの下見をしつつ、最初に入ったところに戻ることにした。

やっと得られたシーバスからのお返事。しかし、、、

入りなおしてみたところ、相変わらずの激流とベイトがちらほら。ルアーは、最初に入ったときに試していなかったことから、そのままジグヘッド+ソフトルアーである。

やっぱり明暗を攻める。そして、やっぱり反応はない。ベイトは居るもののボイルがないなぁなんて思っていたら、少し上流側でシーバスのボイルっぽいのがあった。あんまり期待しないで上流側を打ってみる。

ロッドが僅かな違和感を感じ取る。ソフトルアーに出るバイトっぽい「ククッ」とした感触とその直後にヒットを告げる魚の躍動感が伝わってくる。

よしっ!やっぱり支流攻めは間違っていなかった( `・ㅂ・)و

サイズは30~40センチくらいか。足元近くでのヒットだったため、個人的な理想はドラグを緩めにして少し距離を取り、消耗したところで一気に寄せてしまうことであったが、あえなくジャンプ一発でサヨウナラ~となってしまった(╥_╥)

本当に悔しい。なぜにシーバスはこんなにもバレるのか。

その後、ワンバイトあったものの乗らず。これ以上粘っても反応は得られそうにないため、悔しさを胸に帰路に就くことにした。

~フィッシングデータ~

日時 10月2日 8:30~11:30

潮 大潮 下げ3分~8分

ロッド モアザンモバイル765MLX-5(ダイワ)

リール 12ルビアス2506(ダイワ)

ライン PE0.8号+ナイロンリーダー4号

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