パックロッド

【ダイワDV1】オールインワンってほんとにお得なの?【ファミリーフィッシング】

cyoshi

DV1とは、ダイワのロッドとリールとバッグがセットになったオールインワン的な製品です。

ダイワとしてのねらいは【ファミリー】でしょうね。とりあえずこれがあれば、海釣りはひと通りできます。ルアーフィッシングや投げ釣りなど、余暇をゆったりと海で過ごしながら釣りをしたいって人向けですね。

 

しかし、個人的にオールインワン系のものは、別々に買ったらいいんじゃね?と思っています。

あまり釣りの知識がない層に向けたアイテムであるため、本当にDV1を買うことが正解なのかをちょっと掘り下げてみたいと思います。

 

Free Style Fishing Width DV1

 

広告

スペック

【ロッドスペック】

 ○レングス:260cm

 ○自重:135g

 ○モバイルレングス:66cm

 ○ライン:6-12lb(1.5-3号)

 

【リールスペック】

 ○標準糸巻量:ナイロン2号150m

 

【バッグスペック】

 ○サイズ:長さ70cm×幅13.5.cm×高さ13.5.cm

 ○カラー:ブラック

 

【希望価格】

 ○18000円

 

【レッドバージョン】

DV1 RED Ver.(レッドバージョン)

 

タックルの仕様について

ふむ、率直な感想を言うと、コスパは別に良くなくないかなということですね。

仕様について全然詳細が掛かれていないあたりが、なんだかごまかそうとしていないかい?と邪推してしまう。

 

まずはロッド。

ガイドの個数は6個と、エサ釣りならとにかく、ルアーフィッシングにつかうテレスコピックのロッドとしてはちょっと少ないです。

長さが260センチ(約8フィート8インチ)あることを踏まえると、テレスコピックであってもガイドは7個ほしいですね。

さらに材質についてもなにも言及されていません。でもSICリングを搭載しているのならわざわざ隠すことはないでしょう。恐らくアルコナイトよりも下位グレードになるOリングじゃないかなと思います。

グリップの形状は握りやすくて好きなタイプなんですけどね。

 

次にリール。

糸巻量しか記載されていません。もうちょっと詳しく書いても良いだろうと思うんですけどね。

見た目的にはエントリークラスのリールとなっています。

形状を見るとエアローターは採用されています、材質は分かりませんが、価格から察するにDS4という強化樹脂かと思われます。

ベールはエアベールではなく、通常のものが使われています。

しかし、調べたところどうやらダイワ特有の防水防塵技術である、マグシールドが搭載されているようです。これはポイント高いですね。

 

最後にバッグ。

ロッドをいれる仕様ということで、バッグとしては特徴的な細長い形をしています。つまりは日常使いはしにくいってこと。

それでデカデカとはいった「D」のロゴ。

ロゴを大きく記載してオシャレになるのは、アウトドアでいえばノースフェイスとか一部の限られたブランドだけなんです。

ダイワも昨今はアウトドアウェアに力を入れているので、そうなるために挑戦するのは素晴らしいと思いますが、それをするのはココじゃないしまだ早いです。

 

あ、レジ袋が有料になったいま、スーパーで買った長ネギやダイコンを入れるのにはいいかもしれませんw

いずれにしても、バッグを付属して値段があがるのなら、付属しないでその分安くしてほしいです。

 

別々に買うのもアリ!

とういうわけで、個人的にDV1を買うよりもやっぱりロッドとリールと別々に買えばいいんじゃないかという結論に至ってしまいます。

 

というわけで、DV1に似たようなセットをダイワの製品のなかから探してみましょう。

 

【代替ロッド】

DV1のロッドの長さは260cmですので、似たようなレングスがあり、安価なテレスコピックロッドとなるとクロスビートSWしかありません。機種は260cmにいちばん近い、836TMLになります。

 

これは2020年に新登場したロッドですが、コスパはかなりよさげです。

トップガイドにはSICリングが搭載されていますし、ガイドの数も8個(836TML)とDV1よりも多く搭載されています。

メーカー希望価格は11900円となります。

 

【代替リール】

ダイワのコスパ抜群リールと言えばレブロスでしょう。

2020年にLTコンセプトを搭載して待望のモデルチェンジとなりました。安価ではありますが、DV1を使うような釣りを想定すれば十分すぎるくらいの性能です。

DV1に付属するリールはナイロンラインが巻かれているので、寄せていくのならシャロースプールモデルよりもディープスプール搭載の機種となります。

というわけで、番手はLT2500Dとなりますね。メーカー希望価格は8900円となります。

 

 

ロッドとリールを合わせて20800円となります。DV1は18000円なので、少し予算オーバーしちゃいますが、バッグを削ってロッドとリールを別々に買えば性能はグンとよくなります。

もう少し安価に抑えたい場合は、リールをレブロスより一つ下のクレストにすると良いでしょう。クレストも2020年にモデルチェンジしていますし、希望価格が6400円となるため、DV1の18000円という価格とほぼ同じになります。

 

ただし、DV1付属のリールはマグシールドが搭載されています。このマグシールドを搭載した最安リールはエクセラーというエントリークラスからミドルクラスの間くらいに位置するリールで、価格は2500番で13400円となります。

そう考えると、DV1はリールのコスパは良いのかもしれません。

 

 

以上、ダイワのDV1を買うべきか、別々に買うべきかという記事でございました。

リールにマグシールドが搭載されていることは、かなりプラスポイントですが、その分エアベールが省かれているし、ベアリングの数など細かなことは不明です。

標準でナイロンラインが付属されているあたりを見ると、どちらかといえばルアーフィッシングよりも投げ釣りなどのエサ釣りに寄せているのかもしれないですね。確かにルアーフィッシングは初心者がなんとなくの知識でやるには敷居が高いですからね。

さらに言うのなら、マグシールド搭載モデルは耐久力に優れますが、ファミリーフィッシングオンリーの人はそこまで釣行回数が多くなく、耐久性を重視するのには疑問符がつきます。

それならより軽量なLTコンセプトを搭載した最新リールを買った方が、実際の使い心地という点で勝るでしょう。

 

つまり、わたしの結論は別々に買うのが良いんじゃないかなということです。

さらに実売価格では、別々に買う方がだいぶお得になっています。

 

唯一、DV1を推す理由があるとすれば、特徴的なレッドカラーがあることですね。あの色はDV1特有ですので、ちょっとほかの人と違うものが使いたいなんて思いがあれば、レッドカラーをチョイスするのも良いです。

 

 

 

 

広告
記事URLをコピーしました