パックロッド・オブ・ザ・イヤー2020~コロナ禍にも負けなかったパックロッドは!?~
第1位 クロスフィールド XRFS-734L-MB(アブガルシア)
◆獲得ポイント…1700t
◆2019年ランキング…1位
モバイルタイプ | ジョイント |
ターゲット | アジ、メバル、シーバス、クロダイ、バス |
レングス | 7ft3in |
継数 | 4pc |
モバイルレングス | 59cm |
自重 | 107g |
ルアー | 0.8-14g |
ライン | 0.6-1.2号(PE) |
希望価格 | 12500円 |
2連覇!
いや、まさか連覇するロッドが現れるなんて思っていませんでした。2017年から始めたこの企画ですが、史上初の偉業達成です。
XRFS-734L-MBは、ソルトルアーを中心としたライトバーサタイルなロッドです。アジングやメバリングをはじめ、カマス、メッキ、ムツ、カサゴ、ソイなど、海には手軽に連れて楽しめるターゲットがたくさんいます。昨今のソルトライトゲーム人気も相まっての連覇なのでしょうね。
しかも食べても美味しい魚ばかりですし(メッキはいまいちですが)。
バスフィッシングにおいても、徐々にロングレングス化の傾向があるので、いまでは7ft3inというレングスもけっして長すぎることはありません。むしろ長いほうがロングキャストができますので、それがアドバンテージとなる場面も多々ありますし。
もしかしたら、2019年にこのランキングで1位を獲ったことが要因だったりする?もしそうなら、それだけ影響力がある記事ってことはすごく嬉しいですね。
ランキングまとめ
◆第10位 弁慶 BIS-664ML(メジャークラフト) 400pt
◆第9位 リバティークラブルアー 5105TLFS(ダイワ) 500pt
◆第8位 ガルプスティックカジュアル GSS-806ML(バークレイ) 510pt
◆第7位 ホーネットスティンガープラス HSPC-694ML-BF(アブガルシア) 550pt
◆第6位 トレイルブレイザー TBC644LF(ラパラ) 560pt
◆第5位 クロスフィールド XRFC-654ML-BF-MB(アブガルシア) 710pt
◆第4位 クロスビートSW 836TML(ダイワ) 720pt
◆第3位 クロスフィールド XRFS-835M-MB(アブガルシア) 730pt
◆第2位 トラギアTIP・TOP C636ML(エイテック) 800pt
◆第1位 クロスフィールド XRFS-734L-MB(アブガルシア) 1700pt
2019年に引き続いて、アブガルシア勢の強さが目立ちましたね。
ダイワもこの企画が始まって以来、ずっとランクインしているメーカーで、今回も2機種がランクインしているあたりは国内最大手の意地を見せた感じでしょうか。
2018年がTOP10すべてアブとダイワという極端な結果だったので、ずっとランクインしているのはこの2社だけなんですけどね。
この集計は同数になった場合のみ売価を加味していますが、純粋に売り上げた個数によるランキングなので、どうしてもエントリー~ミドルクラスのロッドが強くなります。そのため、どうしても大手が強くなる傾向にあります。
今回ランクインしたのはすべて20000円以下のロッドなので、それ以上で限定してやってみても、面白いかもしれませんね。
冒頭で「過去最高益」と言いましたが、ランキングのポイント的には昨年より少なくなっています。これは、パックロッドの選択肢が増えて色々な機種にポイントが散ったためです。山の高さは低くなったけど、すそ野がグッと広がった感じでしょうか。
ひと昔前のように、パックロッドは少ないラインアップのなかから妥協して選ぶのではなく、たくさんの選択肢のなかから、本当に自分に合った1本を選び出す時代になったのかもしれませんね。