ダイワ「ワイズストリーム」

cyoshi

徐々に春めいてきましたね。アングラーにとって春を感じることって色々とあると思いますが、自然渓流の釣り解禁で春を感じるという方も多いことと思います。

特に山岳渓流においては大自然のなかの釣りという感じで、海の釣りとはまた違った趣がありますよね。私も首都圏に在住する現在はすっかり縁遠くなってしまいましたが、伊豆に在住していたころは3月になると必ず行っていました。

あの水が流れる音と、風で木々が揺れる音に包まれる感じがたまらないんですよね。ん~、やっぱり田舎育ちが都会に住むとマイナスイオン不足なのかもしれませんね(>_<)

さて、各社、このタイミングでトラウトロッドを発売することが多いですが、今回はダイワより発売される「ワイズストリーム」をご紹介します。

 

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基本情報

モデル名:ワイズストリーム

メーカー:ダイワ

発売年月:2022年2月

メインターゲット:渓流でのアマゴ、ヤマメ、イワナ

モバイルタイプ:テレスコピック(4-5ピース)、ジョイント(3ピース)

 

スペック

品名全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量(g)
ライン
(lb.)
ライン
PE
(#)
カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
46TUL1.37441741.2/7.91.5~72~60.3~0.69023,000
48UL-31.42352751.2/6.41.5~72~60.3~0.69222,500
50TUL1.52445781.2/8.41.5~72~60.3~0.68923,000
53L-31.6358811.3/7.42~92~60.3~0.89923,500
56TL1.68541811.3/9.92~92~60.3~0.89124,500
46ULB-31.37350701.4/5.91.5~72~60.3~0.89522,500
50TULB1.52445731.2/7.91.5~72~60.3~0.88723,000
53LB-31.6358741.4/6.92~92~60.3~0.89323,500

渓流でのトラウトロッドらしく、すべてショートレングスとなっています。いちばん長い機種でも5フィート6インチ。

テレスコピックとジョイント、スピニングとベイト、渓流でのルアーフィッシングで欲しくなるスペックは一通り揃えられています。ジョイントは3ピースですが、元々が短いのでモバイルレングスも60センチ以下に納まっています。必要以上にモバイルするのではなく、性能を重視した使用といえるでしょう。

テレスコピックとジョイントで元径が全然違いますね。やっぱりテレスコピックは構造上、ブランクが太くなるんだなぁと改めて認識した次第です。あ、太いからって、そのぶんブランクを厚くしているわけではないので、重量はほとんど変わりませんし、強度が優れているわけでもありません。

 

搭載技術

【X45】

X45

ブランク素材であるカーボンの繊維の向きに、従来の0°と90°に加えてナナメ方向の45°を加えることでパワーを発揮しやすくする手法です。いまやどのメーカーでも、比較的安価なロッドでも採用される定番技術ですね。

 

【HVF】

ダイワがかなり昔から採用している技術です。ブランク成型をする際にカーボン繊維に塗布する接着剤の量を減らし、よりカーボンの反発力を活かした“筋肉質”なロッドに仕上げる技術です。私が釣りを始めたときには上位技術の「SVF」が登場していたので、かれこれ20年以上前からある技術になりますね。古いというよりは不変。ロッド製作の根幹を担う技術なのでしょう。

 

まとめ

良くも悪くもこれといった特色のない優等生ロッドという感じですね。実売では2万円前後になると思いますが、値段相応といったところでしょうか。

テレスコピックとジョイントと両方から選べるのは嬉しいポイントです。渓流では機動力と安全性の観点から、サッと縮められるテレスコピックが個人的にはオススメですが、使用感ではジョイントが勝るのも事実。「53LB-3」は、ブラックバスでのライトプラッギングに使っても面白そうですね。

なお、ワイズストリームはモデルチェンジとなるので、同名の旧モデルも出回っています。なぜか公式HPでは記載がないのですが、モデル名末尾に「・Q」がついているのが新モデルとなりますのでご注意ください。

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