昨今のタックル軽量化は著しいものがある。私が釣りを始めた2000年頃は小さく軽いリールでも250グラムとか、それくらいだったと思う。
それからマグネシウム素材が採用され、アンダー200グラムが実現された。
ただ、マグネシウムは海水に弱く、それを補うために特殊コーティングされていたが、かなりお値段が張るモデルばかりだった。
古くはダイワ「トーナメントエアリティ」とかシマノ「ステラミレニアムエディション」とかで採用されたような記憶がある。
2007年には、ダイワが「ザイオン」なる高強度樹脂を採用した「07ルビアス」を発売し、やれ続けとシマノが「CI4」を採用したモデルを発売したところから、普及モデルでも軽量なリールが出てきた。
月日が経っても、高級モデル=マグネシウム、普及モデル=高強度樹脂(ザイオンやCI4+)という図式で構成されているように思う。
同時にロッドもどんどん軽量化され、今では細くて軽くて適度に張りのあるロッドが主流となっている。
また、ロッドパーツの中で最も重たいガイドについても、小口径化が進み、チョークの役割をなるべくバッド側のガイドで完結させ、ティップ側を小口径にした「KRコンセプト」なるものが主流になっている。
ターゲットにもよるが、ちょっと前まで、ロッドとリールで300グラムを切れば軽量な部類だったのに、今じゃアンダー200グラムが現実味を帯びてきた。
そんな夢を実現させられるセットを紹介しよう。
ちなみにパックロッドブログなので、2ピースとか1ピースは除外してるのでよろしく。
ロッド:アブガルシア「トラウティンマーキスTMNC-485UL MGS-TE」
きっちりパックロッドをラインナップしてくれるモバイル界のエース(と勝手に思ってる)アブガルシアより発売された、テレスコピックのトラウトロッドだ。
型番からも分かる通り、4.8フィートと短く、源流域の釣行を意識したモデルで、新たなムーブメントである渓流ベイトフィネスに対応している。
注目の重量は67グラム(カタログ値)。激軽。
メーカーHPリンク

現行というか史上最軽量のベイトリール。前出の「CI4+」を随所に使うことでこの重量を実現したらしいが、ここまで軽くて大丈夫なの!?って思うくらい軽い。
注目の重量は135グラム(カタログ値)。鬼軽。
あ、スプールは軽量ルアー向けだけど、ベイトフィネス対応じゃないので。
メーカーHPリンク
二つを合わせると・・・
ロッド67グラム+リール135グラム=202グラム!
惜しい!けど限りなく近づいた!!
ちなみに、今回はパックロッドを用いた最軽量ということだけしか考えてないので、実際に快適かと言われれば分からん(笑)
それから、実際にはラインとかルアーとかの重量があるけど、そこらへんは除外してますので。
この軽量さと取り回しの良いショートレングスロッド。
まさに「腕の延長」と呼べるようなタックルではなかろうか・・・。
コメント