ダイワ「クロスビートSW」

cyoshi

今年新登場するダイワのパックロッドのなかでいちばん人気が出るんじゃないかとおもっているのが、このクロスビートSWです。

実売では1万円を切るであろうリーズナブルな価格や手軽なテレスコモデルであることなど、ライトユーザーにピッタリな仕様となっています。

 

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デザイン&テクノロジー

●クセのないブランク

さすがにこの価格帯ではダイワお得意のHVFではありません。上位機種を使ってきた人にはブランクのパワーやハリが物足りなく感じるかもしれませんが、だからといって釣れる数や大きさに明確な差がでるわけではないのが釣りっていう趣味です。

 

●ダイワオリジナルリールシート

廉価モデルながら、フジ工業社などのの既製品ではなくオリジナルのリールシートが搭載されています。細かなパーツもオリジナルでつくれるあたりは全体の生産数が多い大手メーカーの強みですね。グリップは性能に直結するような箇所ではないですが、似たようなデザインになりがちなロッドにおいてはオリジナリティを主張しやすい箇所ですしね。

 

●SICトップガイド

なにかと負荷のかかるトップガイドのみSICリングを搭載しています。ほかは記載がありませんが、ハードロイリングでしょうか。強度や放熱性に優れるSICリングですが、たとえばショアからデカイ青物を狙うとかそんな釣りでないかぎり実用上問題ありません。

 

スペックと向いている魚種

品名全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量
(エギサイズ/号)
(g)
ライン
(lb.)
ラインPE
(#)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
666TUL1.986411051.2/11.40.8~72~6889,800
746TUL2.246461101.3/11.90.8~72~68810,500
766TML2.296471161.5/12.95~286~120.6~1.28811,200
836TML2.516521551.5/14.35~28(2.5~3.5)6~120.6~1.29211,900
907TM2.747501731.5/16.37~35(2.5~4.0)8~160.6~1.59012,600
967TMH2.907521751.6/17.310~4010~200.6~2.09313,300

 

●666TUL

6フィート6インチというレングスでパワーはUL(ウルトラライト)と、アジングやトラウトにぴったりの仕様です。

 

●764UL

おなじULながら前述の666TULよりも長く、足場の高いポイントが多いソルトの釣りで使いやすくなっています。メバルやカマス、メッキなどソルト全般のライトゲームにぴったりです。

 

●766TML

7フィート6インチでML(ミディアムライト)というスペック。クロダイ(チヌ)あたりがベストですね。港湾部のシーバスにも使えそうですが、大型に対してはちょっとパワー不足なのでフッコサイズまでを相手にする感じですね。

 

●836TML

前述の766TMLと同じMLですが、これは罠ですね。スペック上の自重が全然違うので、正確にはこっちがきちんとしたMLでしょう。港湾部や河川でのシーバスによさそうです。

メーカーはエギングも推奨していますが、自重が155グラムと重ためなのでシャクリを繰り返すエギングはちょっと疲れてしまうかもしれません。

 

●907TM

9フィートでM(ミディアム)パワーという、名前にある「SW(ソルトウォーター)」らしい感じの機種です。大河川でのシーバス狙い、サーフからのフラットフィッシュ狙いなど、幅広く対応してくれます。

 

●967TMH

MH(ミディアムヘビー)とシリーズ中で最大パワーのロッドで、ライトなショアジギングまで視野に入れてきます。これくらいの長さとパワーを備えたロッドで52センチというモバイル性能を持ったパックロッドは少ないので、実は希少だったりします。

 

 

元々、ダイワには「クロスビート」というリーズナブルなテレスコロッドがありましたが、こちらは継数が少なくモバイル性能が70~80センチくらいの中途半端なパックロッドでした。

それが今回紹介した「SW」モデルでは、大幅にモバイル性能をアップしての登場となったのは大きなポイントです。また、デザイン的にも洗練されて、あまり安っぽさを感じさせない外観も良いですね。

 

ダイワには同じような価格帯と仕様で「モバイルパック」がありますが、装備はほぼ一緒で価格はこちらのほうが安いのでおススメです。

 

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