トラギア=トラベラーズギア
廉価なテレスコピックロッドとしてデビューを飾ったエイテックのトラギアシリーズ。
基本となるシリーズ「トラギア」「トラギアTIPTOP」
性能アップ版「NEXTREAM」
仕舞重視版「NANO」「CHIBI」
リールセット版「LUNCH BAG」
モデルチェンジや派生モデルなど、そのシリーズは多岐にわたり、多くのアングラーに支持されてきた。私も過去に2本所有し、メバルやシーバスをこのシリーズで釣ってきた。
そして2017年8月、シリーズの特徴であったコンパクトさを犠牲に、アクション重視のシリーズが登場する。
それが今回紹介する「トラギアFOUR’Z」である。
このロッドの登場によって、パックロッドは新たなステージへと・・・。
スペック
モデル | 標準全長 (ft) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
ルアー (g) |
下錘 (号) |
アクション | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
634ML | 6.3 | 4 | 55.5 | 94 | 1.4 | 10.0 | 5-21 | 3-25 | 7:3 | 9,000 |
684ML | 6.8 | 4 | 59.5 | 97 | 1.4 | 10.6 | 5-21 | 3-25 | 7:3 | 9,500 |
744ML | 7.4 | 4 | 63.0 | 106 | 1.4 | 11.0 | 5-21 | 3-25 | 7:3 | 10,000 |
864ML | 8.6 | 4 | 75.0 | 131 | 1.5 | 12.5 | 5-21 | 3-25 | 7:3 | 10,500 |
944ML | 9.4 | 4 | 82.0 | 142 | 1.4 | 12.5 | 5-21 | 3-25 | 7:3 | 11,000 |
804M | 8.0 | 4 | 70.0 | 128 | 1.5 | 12.5 | 5-40 | 5-30 | 7:3 | 10,500 |
904M | 9.0 | 4 | 78.0 | 142 | 1.6 | 13.7 | 5-40 | 5-30 | 7:3 | 11,000 |
1004MH | 10 | 4 | 86.5 | 194 | 2.0 | 15.8 | 5-45 | 5-30 | 7:3 | 11,500 |
1004H | 10 | 4 | 86.5 | 203 | 2.2 | 16.0 | 10-45 | 10-40 | 7:3 | 12,000 |
※メーカーHPより転載
共通して言える大きな変更点は、バッドガイドがテレスコピック用のものから、通常のものに変わっていることです。
特にLDBガイドが採用されているものは、PEラインとの相性が良く、投げ釣りやソルトルアーフィッシングを意識しているのでしょうね。
ただ、すべての機種でガイドの数が6個っていうのはちょっと少ないかな。多ければ良いってものでもないけど、最近のロッドとすれば長さにかかわらず、せめて7個は欲しいところ。
モデル別レビュー
634ML、684ML
シリーズの中でも短い2本です。これくらいの長さなら、4ピースのテレスコロッドといえども、あまりかさばる感じはありませんね。
ML(ミディアムライト)パワーということで、長さの割に強いロッドとなっていますが、これくらいの長さならL(ライト)パワーの方が、想定される用途とマッチするんじゃないかなと思いますね。
メーカースペックを鵜呑みにすれば、ルアーは5~21グラム。長さ的にはバス釣りやソルトのライトゲームになるけど、スピニングロッドであんまりそのクラスのルアーは使わないよね。
744ML
フッコクラスまでをターゲットとした、港湾部でのシーバスゲームやちょい投げ釣りなど、お手軽なスポットでの釣りに威力を発揮しそうなモデルです。
MLパワーとはいえ自重は106グラムなので、強度を考えるとあまり無理をさせない方が良いかも。
864ML
長ーくなって、自重も一気に131グラムまでアップしました。
これならシーバスゲームにも安心して使えますね。ただ、バッドガイドがYガイドなので、PEラインを使う場合はガイドへの糸がらみがちょっと不安ですね。
944ML
さらに長ーくなりました。バッドガイドもLDBガイドとなっております。
仕舞寸法も80cmを超えて、もはやパックロッド感がないですけど、PEラインとの相性も良いし、河口域など大場所でのシーバスゲームにうってつけですね。
804M、904M
ミディアムにパワーアップしました。
ルアーは40グラムまでとなっていますが、自重から推測される強度的にせいぜい30グラムくらいまでに留めておいたほうが良さそうです。
MLモデルと比べて、シーバスゲームでもメタルバイブレーションやテールスピンジグなど、重ためのルアーを使うデイゲームならこっちのほうがオススメです。
1004MH、1004H
MH(ミディアムハード)、H(ハード)にさらにパワーアップです。
ライトショアジギングやサーフゲームと相性が良さそうですね。
ただ、パワーゲームほどロッドに掛かる負荷も大きいので、これくらいのクラスになってくると、もう少しグレードの高いロッドを使うことをオススメします。
以上、トラギアFOUR’Zでした。
冒頭の続きです。
このロッドの登場によって、パックロッドは新たなステージへと・・・。
行くわけねぇだろ!フツーすぎるわ(´・ω・`)
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