皆さんこんにちは。ブリーデンのロゴが「B」ではなく「13」にしか見えない筆者です。
あらためて「B」なのかと確認しようと思ったら、ちゃっかりロゴが変わっていました。やっぱり「13」にしか見えねえよ、という声が内外ともに多かったものと推測します。
さて、そんなブリーデンからですね。
アルファベット表記で13READEN(しつこい)からですね。
ちゃっかりパックロッドが登場してたんですよね。
同社のライトゲームをつかさどるGlamour Rock Fish(グラマーロックフィッシュ)シリーズのなかのKABIN(キャビン)というシリーズから2機種が登場です。
OPENプライスですが、実売は税込で3万円後半のハイエンドモデル。
これって、現在までに登場したアジング向けのパックロッドのなかで最も高いんだけど、果たしてそれに見合うだけのスペックはあるのでしょうか。
スペック
Model | Tip Material | Length | Closed Length(cm) | Section | Rod Wt.(g) | Cast Wt.(g) | Line | PRICE |
KABIN 700CS-4Traveler | カーボン ソリッド |
7’0″ | 57 | 4 | 58 | Zero~5 | MONO 1~3lb PE0.1~0.3 |
OPEN |
KABIN 704CS-4Traveler | 7’4″ | 59.5 | 4 | 62 | Zero~10 | MONO 2~6lb PE0.1~0.5 |
OPEN |
2機種がラインナップされています。
ティップはソリッドながらもアジングをメインに見据えたカーボン素材の掛け調子!
7フィートのパックロッドでありながら、58グラムという激的な軽さ!
キャスティングウェイトはまさかのZEROから!
これだけでも本格的なアジングロッドであることが推測できますね。
価格はOPENとなっていますが、実売は37000円~40000円くらいですね。アジングの、しかもパックロッドでこの値段ですよ。
ある種、小規模メーカーだからできることかもしれませんね。
スペシャリスト向けであり、恐らく少数派であろうニーズに応えるあたり。
4ピースなので少し仕舞の長さが気になりますね。
55センチを超えるとカバンにも収まりにくくなってモバイル性能が損なわれるので、7フィート以上のロッドでは5ピースを採用してほしいと思っています。
遠征用にキャリーバッグに入ればOKということなら問題ないですけどね。
私の場合はパックロッドといえども普段使いなので、モバイル性能ってけっこう重要なんですよ。
デザインと装備
さて、前述したようにハイエンドですからね。きっとそれに見合った武装をしているのだろうと期待が膨らみます。
リールシートは、もはやアジングロッドでは常識となった感のある肉抜きされたタイプです。
個人的にはちょっと握りにくいんですけど、アジングの場合はほぼ軽くグリップする場面ばかりでしょうから、握りこめる必要がないんでしょうね。
軽量なこと、ブランクむき出しで感度が良い気がするところがメリットですね。
・・・感度が「良い気がする」と表現したのは、感度って字のごとく感覚的なものなので、本当に良いのかは完全に個人の感覚だよなぁと思ったので。
グリップエンドです。ただのEVAのカタマリです。
んー、お値段を考えるとちょっと装飾なりなんなりあっても良かったんじゃないかな。
デザイン性に優れているアブガルシアは、エントリーモデルでもきちんとエンブレムを入れたりしていますので、ブランド力を高める意味でも、お得意の「13」ロゴを入れたらどうかな。
ん?ああ、ロゴ変わってるのか(ほんとにしつこい)
ジョイントはハイエンドの証ともいえる印籠継ぎを使っています。
よーく見るとジョイントの「芯」になるところにもカーボン模様があって、きちんと作られている感がありますね。
ブランクスでございます。あ、ニューロゴが見えますね。ブルーが映えます。
ふつーね、ハイエンドロッドならブランクスの製法なり素材なりをアピールすると思うんですよ。
ところがブリーデンさん、ロゴとスペックが見やすいぜ!とか、アンサンドフィニッシュだぜ!とか、控えめなアピールしかしないんですよね。
これがメガ○スだったら、きっと
フィールドスタッフ芥川晋氏による100回を超えるテストによって極限まで突き詰められた❝KABINブランクス❞
その性能はわずか1グラムのジグ単をはるか遠くまで届ける。
そしてKABINの由来となった過敏すぎる感度は、そのフォーリング中に下から食いあげられたときのわずかなテンションの抜けさえも感知する。
それでありながら、50センチを超えるギガアジの強烈な引きにも主導権を渡さない強靭なバッドパワーも持ち合わせる。
もしかしたらこのロッドはあまりのその性能ゆえに、これを持ったアングラーによって仲間を釣られ続けたアジを過敏にしてしまうかもしれない。
すみません、悪ふざけが過ぎました。
ガイドはチタンフレーム×トルザイトリングという、最高級の組み合わせです。
いや、やっぱりハイエンドですね、このあたりは。
バッドガイドは1本脚のタイプです。
もうバリバリのアジング仕様。軽量化とのトレードオフで強度は当たり前ですが2本脚のタイプより劣りますので、扱いには気を付けたいですね。
ケース
釣り竿であることを十分に主張するバズーカタイプです。
さらっと持ち運べることを重視するのなら、はっきり言ってメーカーのロゴとかロッド名とか必要ないです。
セールス的にそういうわけにはいかないのかもしれないですが、町中で持ち運んでも恥ずかしくないって意味なら無地ですよね。
それから手持ちだけじゃなくて肩掛けできるバンドも欲しいですね。
このあたりはこのロッドだけじゃなくてパックロッド全体に言えることです。
例えば、仕事帰りのアフターファイブフィッシングに繰り出そうと思ったら、電車で持ち運んでもスーツ姿でも一番自然なのは図面ケースですよね。
命名が複雑じゃないっすか?
このロッドの正式名称は、
Glamour Rock Fish TREVALISM KABIN 4Traveler
っていうんですよ。
Glamour Rock Fishがブリーデンのブランドというかシリーズのひとつで、アジングやライトゲームを扱っているところです。読みはグラマーロックフィッシュ。
その中のシリーズがTREVALISM KABINっていって、いま主流ともいえる超軽量なアジングロッドのシリーズです。読みはトレバリズムキャビン。
ほんで、その中のパックロッドでことで4Travelerですね。
なんと三重構造。いきつくまでにけっこうなカテゴライズがあります。
しかもKABINと書いてキャビンと読む。感度ピンピンを売りにしているから、カビンだと思っちゃうよ、これは。
これを解決するには、パックロッドだけでワンシリーズ作るしかないですよ。
ダイワのB.B.Bとか、パックロッドだけだから一重構造でしょ。
というわけでよろしく、ブリーデンさん。
そうだなぁ、ハイエンドはこのロッドでもうやったので、1万円台でアジングロッドとかどうだろ。
あ、ブリーデンといえばエギングってことで、オンリーエギング向けパックロッドのシリーズとかどうだろう。
ちなみに図面ケースっていうのは、こういうやつです。
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