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メガバス「トライザ」機能美な3ピースロッド

3ピースのロッドって、位置づけ的に中途半端だ。

 

ロッドの強度や感度を重視するのなら、いちばん優れているのは1ピース。これは構造上のことだからどうしようもない。

 

さすがに1ピースでは長いので、車などにも積みやすいように2ピース。継ぎ目がひとつだし、そこまで機能が落ちるわけでもない。

 

もっと手軽に持ち運べるようにするのなら、4ピース以上のパックロッド。いまでは技術の進歩のおかげで、パックロッドであっても2ピースと使用感はほとんど変わらないレベルにある。

 

市場にあふれるロッドを改めて見ると、3ピースのロッドってほとんどない。

その理由は、中途半端ってことにある。

 

結局モバイル性能もそこそこで、カバンやキャリーバッグに入るわけでもないし、それなら2ピースでいいんじゃないとなる。

 

ところが、もはや国内のルアーフィッシング市場では老舗ともいえるメガバスが、そんな空白ともいえる3ピースロッドを送り込んできた。

 

忍コンセプト

メガバスでは、このトライザという3ピースロッドに対して、忍コンセプトと銘打っている。

 

しのび?

Oh,SHINOBI!(意味なし)

 

メガバスのなかでは、モバイル志向の位置づけだ。性能とモバイル性能の中間点的な意味合いでの3ピースを採用している。

 

バスフィッシングを本格的にやっている層ほど1ピースロッドこそ至上であり、プロスペックを望むそのあたりのニーズとの兼ね合いなのかもしれない。

 

最近のメガバスは、レヴァンテの4ピースとかモバイル性能に優れたロッドも出しているから、それよりもスペック寄りに振ったのだろう。

3ピースがモバイルかどうか、個人的には微妙なところではあるが、収納スペースの狭い軽自動車やコンパクトカーでも横置きできるという利点もある。

 

トライアングル

メガバスの特設ページをのぞいてみると、「忍コンセプト」と言ったそばから「トライアングルコンセプト」と言っている。

 

伝えたいことがたくさんありすぎて、結局なんなのか分からないあたりがメガバスらしくもあり、気合いが入っていることを感じさせてくれる。

 

3ピースのいいところって、メガバスも言っているけど、それぞれのセクションで仕事をはっきりさせられることだ。

 

ロッドのブランクスは先端側から大きく分けて「ティップ」「ベリー」「バット」に3分類される。

 

ティップには、バイトがあったときの食い込みであったり、微細な変化を感じ取る感度が求められる。

ベリーには、粘りとアングラーによって入力された力をスムーズにティップに伝えること、魚によって入力された微細な変化をスムーズに手元に伝えることが求められる。

バットには、魚のパワーに負けない力が求められる。

 

3ピースはそのあたりが分割されてるから味付けがしやすい。

実はこれより早く3ピースの利点に着目したロッドが、シマノのAR-C理論を用いたロッドたちである。あれはサーフフィッシングをメインに、重量級ルアーをより遠くに飛ばすことに主眼を置いており、トライザのようなバスロッドには用いられていない。

 

それを加味すれば、二番煎じというよりも果たしてバスロッドに求められる性能を、3ピースでどのように体現しているのかが楽しみなロッドであるといえる。

 

スペック

 

 

機種名にある「F-○」はメガバス独自のパワー表記で、数字が小さいほどフィネスになる。また、Xの後にSがついているのがスピニングロッドになる。

 

仕舞寸法は3ピースなので70センチ台と控えめではあるものの、2ピースに比べればコンパクトであることは間違いない。カバンにスッポリとはいかないものの、持ち運びに便利であることには変わりがない。

 

個人的に気になるのはF-0というフィネスタイプでありながら、ベイトロッドである「Aello」だ。

ベイトフィネスは、一時期のようにブームのような勢いはなくなったものの、それはひとつのジャンルを確立したということでもあり、トライザのような本格的なバスロッドだとどのような使用感になるのか興味がある。

 

割り切った別売りバッグという考え方

当ブログをたびたび見てくれている希少な方なら分かると思うが、わたしの主張は「パックロッドに付属のハードケースはいらない」である。

 

最近になって、ハードケースを付属しないでソフトケースオンリーのパックロッドを散見するようになってきた。もし、開発者の方がこのブログを参考にしてくれたのなら、このうえなく嬉しいことではあるが、きっとそれは大間違い。

 

そしてメガバスは新しい方向性を打ち出してくれた。

それは、付属をなくして別売りで専用の高級キャリーケースを販売するということだ。

 

ロッドとリールはもちろん、ルアーなどの小物も入るようになっている。

 

これは素晴らしい!

現場に到着するまでは。。。ね。

 

いや、オフショアゲームならいざ知らず、オンショア(おかっぱり)はラン&ガンが前提になる。そのときにこのバッグは邪魔で仕方ないだろう。

 

例えば宿泊先とか、どこかに置いておけるところがあるのならいいが、そういうところがない場合は選択肢にはならないかなぁ。車載するときにタックルをまとめておけるのはいいけど。

 

少し3ピースの中途半端さが見えるようなジレンマでもある。現場に到着後を考えると、たとえ仕舞寸法が50センチ以下のモバイルロッドであっても、ハードケースっていうのは邪魔なんだけれども。

 

 

以上、メガバスより新しいコンセプトで発売されるトライザの紹介でした。

メガバスっぽさに合わせて、文章をちょっと堅苦しい感じで書いてみましたが、やっぱり「ですます調」のほうが書きやすいですね。

 

パックロッド大好き人間としては、ちょっとモバイル性能が足りないのが気がかりですが、2ピースとパックロッドのいいとこ取りみたいな感じで、こういう考え方もありかなぁと思います。

 

なにより、バス釣り全盛期を知る人間としては、あのメガバスが本気でつくった3ピースロッドというだけで、若干(*´Д`)ハァハァしてしまいます。