Google神からの評価はだだ下がりの一方で、昨年の夏頃から徐々に検索順位が下がっていました。それが2020年は「パックロッド」という検索ワードで一桁台から30位以下に転落w
一時期は検索順位1位だったんですけどね。。。
とはいえ、見ていただいてる方もまだまだいらっしゃいますので、ほそぼそと続けていこうとは思っています。
しかしながら、パックロッドのことばかりのブログに限界を感じている今日この頃。たまには気分を変えてリール記事でも書いてみましょうかね。
2020年1月、あのレブロスが待望のモデルチェンジ!
レブロスといえば、実売数千円とリーズナブルながら上位機種の装備を引き継いできた、ダイワの誇るコスパシリーズです。
初代は確かエアベールやABSスプールといった、せいぜい1万円ちょっとださないと買えないような機能が盛り込まれて、わたしも3000番をサーフやライトショアジギング用に買った覚えがあります。
ベテランアングラーのサブ機種として、ビギナーアングラーの最初の1台として、多くのシーンで使われてきたレブロスがとうとうLTコンセプトを搭載して登場です。徐々に下位機種に搭載していくあたりは各メーカーの常套手段ですね。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア比 | 自重 (g) |
最大ドラグ力 (kg) |
標準巻糸量 :ナイロン(lb-m) |
標準巻糸量 :ブレイド(号-m) |
ベアリング ボール/ローラー |
メーカー 希望本体 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LT1000S | 64 | 5.2 | 200 | 5 | 2.5-100 | 0.3-200 | 4/1 | 8,500 |
LT2000S | 68 | 5.2 | 200 | 5 | 3-150 | 0.4-200 | 4/1 | 8,700 |
LT2000S-XH | 81 | 6.2 | 200 | 5 | 3-150 | 0.4-200 | 4/1 | 8,700 |
LT2500D | 75 | 5.3 | 220 | 10 | 12-150 | 1.2-300 | 4/1 | 8,900 |
LT2500S | 75 | 5.3 | 220 | 10 | 4-150 | 0.6-200 | 4/1 | 8,900 |
LT2500S-H | 79 | 5.6 | 220 | 10 | 4-150 | 0.6-200 | 4/1 | 8,900 |
LT3000D-C | 80 | 5.3 | 230 | 10 | 16-150 | 1.5-300 | 4/1 | 9,500 |
LT3000-CH | 84 | 5.6 | 230 | 10 | 8-150 | 1-200 | 4/1 | 9,500 |
LT3000S-CH-DH | 84 | 5.6 | 240 | 10 | 6-150 | 0.8-200 | 4/1 | 9,900 |
LT4000-CH | 89 | 5.6 | 255 | 12 | 12-150 | 1.5-200 | 4/1 | 10,300 |
LT5000D-CH | 87 | 5.6 | 260 | 12 | 25-150 | 2.5-300 | 4/1 | 10,300 |
LT6000D-H | 101 | 5.7 | 340 | 12 | 30-150 | 3.0-300 | 4/1 | 10,500 |
※メーカーホームページより転載
1000番から6000番までと、非常に幅広いラインナップとなっています。また、LTコンセプトの恩恵で旧モデルに比べて大幅に軽量化されているのが分かりやすい進化ですね。
いちばん小さいLT1000Sの自重はなんと200g!いやー、ひと昔前のハイエンドモデル並ですよ。ほんとリールの軽量化っていうのは劇的に進みましたよね。
大きな番手は、必然的に大きな魚を相手にするときに使うようになるので、安価なこともあって耐久面がちょっと不安です。よって小さ目の番手、具体的には2500番台以下がおすすめとなります。
旧モデルとの比較
旧モデルの発売は2015年だったので、実に5年ぶりのモデルチェンジとなります。2500番で旧モデルと比べてみましょう。
項目 | 20レブロスLT2500D | 15レブロス2500 |
巻き取り長さ | 75センチ | 72センチ |
ギア比 | 5.3 | 4.8 |
自重 | 220g | 250g |
最大ドラグ | 10kg | 4kg |
ライン(ナイロン) | 12lb150m | 12lb150m |
ライン(PE) | 1.2号300m | 1.5号200m |
ベアリング | ボール4/ローラー1 | ボール4/ローラー1 |
Amazon参考価格 | 9790円 | 9460円 |
やっぱり目立つのは軽量化ですね。LTコンセプト恐るべしです。
単純に同じ2500番台でもモデルが違うため、まったく同じ大きさとは言い切れませんがラインの巻き量を見る限りでは、同じような用途を想定をしているはずです。
ほかに目立つのは最大ドラグの強化ですね。新モデルでは10kgとなっており、より大きな魚と対峙できるようになっています。このあたりはLTのうちのT(タフ)ってことを打ち出しているようですね。
価格については、メーカー公式に古いモデルのページが残っていないため、Amazonの参考価格での比較となります。実売価格にすると、旧モデルがグッと有利になってしまうので参考価格としています。
価格差は実に330円。これで30g軽量化されると思えば安いものですね。どうやら着実な進化を遂げているとみて間違いなさそうです。
また、LTコンセプト搭載ということで、スプール形状が変わっています。
旧モデルでは長くダイワで使われてきた「ABSスプール」を使っていますが、新モデルではさらに進化した「ロングキャストABSスプール」が採用されています。
※画像はフリームスLTです。
さらにドラグ機構にも変化が。
旧モデルは「アルティメットトーナメントドラグ」が使われていますが、新モデルでは「ATD(オートマチックドラグシステム)」が採用されています。これは、継続的に強い負荷が掛かったとき、ドラグ力が低下してしまうのを防ぎ、ずっと一定の感覚でドラグが効き続けるシステムです。
名称だけ見ると、「アルティメットトーナメントドラグ」のほうが上位っぽいですけどねw
ダイワの目玉機能という点では、エアローターを搭載していますが、これは旧モデルも同様です。
また、さすがにマグシールドは搭載されていませんね。これは兄貴分のレガリスLTでも搭載されていないので当然といえば当然ですが。
兄貴分のレガリスLTとの比較
2019年、一足さきにデビューしたレガリスLTとの比較してみます。レガリスLTは位置づけ的には、ワンランク上になりますが、価格差を考慮したとき、どちらのほうがコスパに優れているといえるのでしょうか。
項目 | 20レブロスLT2500D | 19レガリスLT2500D |
巻き取り長さ | 75センチ | 75センチ |
ギア比 | 5.3 | 5.3 |
自重 | 220g | 210g |
最大ドラグ | 10kg | 10kg |
ライン(ナイロン) | 12lb150m | 12lb150m |
ライン(PE) | 1.2号300m | 1.2号300m |
ベアリング | ボール4/ローラー1 | ボール5/ローラー1 |
メーカー希望価格 | 8900円 | 10500円 |
うーん、この価格差。きざむねぇダイワさんって感じがしますw(こっちはメーカー希望価格での比較となります。上の表との価格差は消費税の有無です)
スペック上で違いがみられるのは、重量で10gの差とボールベアリングが1つ多いことくらいです。
それだけ?
いやいや、レガリスLTは「タフデジギア」を搭載しています。これによって、滑らかな回転とその持続性が増しています。より長く快適に使えると思ったらこれはけっこう大きいですね。リールは回転する機械ですから、やっぱり滑らかさっていうのは外せない要素ですしね。
価格差が1600円しかないということを踏まえれば妥当という感じですね。ちょっと甲乙つけがたい気もしますが、個人的にはレガリスLTに軍配を上げたいです。
え、だって持っているからさ。
実際のところ、レブロスLTに人気が集中するでしょう。最安LTコンセプト搭載機という看板はやっぱり大きくて、レガリスLTはレブロスLTの登場をもって、その看板を外されました。
レブロスLTにしろ、レガリスLTにしろ、本格的に釣りをやっている人には物足りないことに変わりなく、そうなるとライトユーザーがメインターゲットになります。そのとき、どちらのほうが買ってもらいやすいかといえば、より安価で大きな性能差のないレブロスLTになりますよね。
以上、比較を交えながらレブロスLTを紹介してみました。
名機っていうのは、次のモデルチェンジまでのスパンが長い傾向にあります。レブロスは今回のモデルチェンジまでに5年の歳月を要しました。
それは支持されていたことの裏返しといえるでしょう。
そして2020年登場のレブロスLTも、また息の長いモデルになるであろうことが予想されます。それくらいダイワのなかで、いや国内リール市場においてコスパに優れたリールなんだろうなって思います。


コメント
前の記事にコメントできないのでこちらに失礼します。
ロッドの長さの表記ですが8.8フィートではなく8フィート8インチです。
1フィート=10インチではないのでその表記は誤りです。
ちなみにdaiwaウェブサイトだと2.64mになっているので2.34mも引用を間違えています。
参考までに8.8フィートだと2.68mになり、1インチ以上の誤差が生まれます。
フィート表記について、いままで違和感なく0.0フィートという表記を使っていましたが、
たしかに誤解を招く表現ですね。
1フィート=12インチということを知っていると、例えば7.11フィートと言われても
7フィート11インチなんだと分かりますが、そうでない人には不親切ですね。
以後、気を付けます。
また、引用の件も失礼しました。お詫びして訂正します。