「TRGR NOTE/トラギア ノート」あの定番テレスコロッドがモデルチェンジ!

cyoshi

まだパックロッドが流行る前、テレスコピックロッドだけのシリーズとしてデビューした初代トラギア。それから様々な派生モデルなどが登場していきましたが、中心モデルとしては2代目がトラギアティップトップで、今回紹介するトラギアノートは3代目となります。

 

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基本情報

名称:TRGR NOTE(読み:トラギアノート)

メーカー:エイテック

発売年月:2023年5月

モバイルタイプ:テレスコピック

トラギアノートはトラギアシリーズの3代目。初代が登場したのは、確か2008年とか2009年頃だったので、恐らくトラギアノートも5年くらいは現行モデルとして頑張るんだと思われます。

 

スペック

モデルレングス継数モバイルレングスカーボン含有量自重先径元径ルアーウェイトラインウェイト希望価格(円)
S636UL6ft3in639cm98%91g1.0mm10.4mm2-5g10,000
S636L6ft3in639cm98%93g1.2mm10.7mm3-10g10,500
S706L7ft644cm98%108g1.2mm9.9mm3-10g11,000
S866ML8ft6in650.5cm98%130g1.3mm12.1mm5-21g11,500
S906ML9ft654cm98%134g1.3mm12.1mm5-21g12,000
S706M7ft644cm98%122g1.6mm11.8mm5-40g11,500
S806M8ft648.5cm98%134g1.7mm13mm5-40g12,000
S906MH9ft653.5cm98%155g2.0mm13.3mm5-45g13,000
S1006MH10ft659cm98%189g2.0mm14.6mm5-45g14,000

トラギアシリーズらしく、ショアから楽しむ釣りを幅広く網羅しています。すべて6ピースとなっていますが、全機種で60センチを下回るモバイルレングスはグッド。

 

先代とのラインナップ比較

先代のトラギアティップトップと比べると、少し機種が減っています。色々と見直した結果だとは思いますが、今後の追加に期待したいです。特にベイトのパックロッド自体少ないので、ベイトモデルは復活してほしい(モデル名の頭文字がCの機種)。

モデル名ノートティップトップ
S606UL
S636UL
S606L
S636L
S666L
S706L
S766UL
S866ML
S906ML
S705M
S706M
S806M
S866MH
S906MH
S1006MH
S906H
C636ML
C666M
C706MH

ちなみに、中核機種と思われるS866MLで価格を比べると、ノートは11500円で、ティップトップは12000円。物価高が著しい現在において、モデルチェンジ後に値下げしているのは素晴らしいですね。

 

ガイド

ガイドはFUJIの一般的なテレスコピック用のものが使われており、これは先代から変わっていません。このガイド、ブランクと接する部分は樹脂ですが、フレームそのものは金属製で、きちんと強度があります。リング素材はOリングでしょう。アルコナイトやSICと比べて、放熱性や強度には劣りますが、このロッドでやる範囲の釣りなら必要十分です。

 

グリップ

ノートはフロントグリップにコルク素材を採用。トラギアシリーズでコルク素材が使われるのは、初代の後に出たトラギアネクストリームぶりかな。汚れの目立たなさや滑りにくさなど実用面では正直EVA素材が勝ると思いますが、コルク素材のもつアウトドア感や高級感も良いですね。

 

ケース

初代はハードケース。先代のティップトップはソフトケース(竿袋)。今回はガイド部分を保護するハードカバー。テレスコピックロッドは、割と運搬中の破損が多いんですけど、このカバーなら心配なさそうです。リアグリップまでは保護できませんが、ハードケースと違って、省スペースになるのもグッド。順当な進化…というか改善ではないでしょうか。

 

機種別解説

せっかく多数のラインナップがあるトラギアノート。1つひとつ機種を掘り下げてみましょう。

S636UL

管理釣り場でのトラウト、メバル・アジングなどのソルトライトゲームにピッタリ。先代まで、ULクラスのロッドは先径が0.7ミリと非常に細くて破損しやすかったんですが、ノートは1.0ミリとなっていますので、どうやら改善されたみたいですね。

S636L

ライトリグや小型プラグを使ったブラックバス釣り、渓流でのトラウトフィッシング、カマス・メッキなどのソルトライトゲームにピッタリ。S636ULよりも汎用性があり、なんにでも使えるショートロッドが欲しいのならコレですね。

S706L

S636Lと基本は同じですが、少し長くなった分、ルアーの飛距離が伸びたり、高い足場のポイントでも使いやすくなったりします。ソルトライトゲームに対する汎用性ならこっちでしょう。流行りのクロダイ(キビレ)ゲームにもピッタリ。

S866ML

比較的ライトなルアーを使ったシーバスフィッシングならコレ。具体的には港湾部や運河、小規模河川での釣りですね。8フィート6インチと、シーバスロッドのど真ん中みたいなレングスをしていますし、シーバスロッドが欲しい人にとっては基本となる1本です。

S906ML

S866MLより6インチだけ伸びました。大きな差はありませんが、より長いほうが良いって人はこちらを。少しでもコンパクトなほうが良いって人はS866MLを。

S706M

コンパクトだけど強いロッド。10グラム以上のルアーを使う釣りで、かつ取り回しやモバイル性能を重視したい場合にはコレ。S706Lがライト系バーサタイルロッドだとするなら、S706Mはパワー系バーサタイルロッドですね。

S806M

S706Mより1フィート伸びました。モバイルロッドを使うときって、荷物の関係からタモなどのランディングギアがない場合も想定されますが、ロッドパワーがあれば抜き上げることができます。

S906MH

大海原に向かってメタルジグをぶん投げろ!青物にも対応するパワーをもった機種です。近年、東京湾奥にも青物がまわってきていますし、電車釣行でも大きめのバッグならスッポリ入るモバイル性能がありつつ、青物対応パワーがあるロッドは意外とレア。

S1006MH

S906より1フィート伸びて、より青物対応ロッドらしくなったものの、モバイルレングスが59センチと少し長くなってしまうのが惜しいところ。これが2ピースだと車のトランクでもかさばるレベルなので、コンパクトカーのラゲッジスペースでもスッキリ収納できるロングロッドとして運用するのはいかがでしょうか。

 

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トラギアシリーズは1万円を下回る価格ながら、つくりが比較的しっかりしているのが良いところ。釣具においては、国内メーカーの安心感は健在です。

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モデルチェンジをしたときの鉄則。在庫処分で安くなる旧機種もねらい目です。

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