国産バイブレーションで最も沢山のバスを釣ってきたルアーってなんだろう?
たぶん、ダイワのTDバイブレーションなんじゃなかろうかと思います。。マイナーチェンジを繰り返して、発売から20年以上は経っているのかな。私にとってもメモリアルフィッシュを連れてきてくれた思い出深いルアーであります。
王道のバイブレーション
このルアー、特に優れた機能や特徴的なギミックを備えていないんです。
ご覧の通り横から見た目は、ザ・バイブレーションって感じで、内部的も特別な構造にはなっていません。
上から見ても普通。ヘッド部分に水を受ける箇所があって、そこを起点にブルブルとアクションを起こします。
このルアーは、長く支持されてきたバイブレーションのスタンダードともいえるルアーだから、全てにおいて普通ではあるけど、それだけ基本性能が高い完成形なんですよね。
どれだけルアーが進化しても、1度完成したジャンルのルアーは形が変わらない。半世紀以上の歴史を持つラパラのフローティングミノーだって、ずっとあの形だもんね。
このルアーとの思い出
大学の卒業旅行で、仲間と一緒に千葉の亀山湖デビューをしたときのこと。
3月上旬の亀山湖、噂に聞くワカサギパターンに期待して、ネットで下調べしたポイントをまわるものの、魚からのコンタクトは全く得られませんでした。振り返ってみれば、まだまだ気温も水温も低く、厳しい状況だったと思います。
オカッパリでの釣りだったのでポイントも限られていました。あちこち行ってたどり着いた長崎橋下のポイント。ここは本湖と分断されていて野池のようになっており、水温が上がりやすい環境にありました。
釣れるならここしかない!
そのときに使っていたのがTDバイブレーションで、貴重な38センチのバスをもたらしてくれたのでした。
結局、その日は3人で1日釣りをして、その1匹しか釣れませんでしたが、思い出に残る釣行での貴重な1匹だったことから、今でもバイブレーションといえばTDバイブレーションだと思っています。
独断と偏見のルアー評価
飛距離★★★✩✩
普通です。重さなりの飛距離と言った感じ。
アクション★★★★★
これまた普通のアクションだけど、実績がこのルアーに秘められた特別な何かを物語っているよね。
デザイン★★★✩✩
マイナーチェンジを繰り返しているとはいえ古いルアーだからね、特に目を引くものはありません。ただ、水受けを良くするためのヘッド部の窪み、あれは工夫されてる感があって良いよね。
コスパ★★★✩✩
メーカー希望価格で1200円です。安めな部類だけど、ロストの多いバイブレーションだから星3つで。
総合釣獲力★★★★★
もう実績が物語ってるよね。釣れるから長く支持されるんです。
ダイワ T.D.バイブレーション 106S イエローシャッド 910224
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