クロス・・・それは交わること。
フィールド・・・それは釣り場や釣りものを表す。
クロスフィールド・・・それは釣り場や釣りものにとらわれない自由な発想を指す。
アブガルシアの名竿、クロスフィールドに待望のMBモデルが追加されたんですよ。
このMB、正式にはモバイルパックロッドということらしいが、MBじゃあモバイルくらいしかカバーできてねぇよという疑問はさておき。
お求めやすい価格と確かな性能で、入門者からサブロッドをお探しの方にご好評なこのシリーズ。
ルアーでもエサ釣りでもなんでも使ってねというボーダレス的なコンセプトとなっております。
これまでテレスコピックはあったんだけど、ちょっと仕舞寸法が長かったから、パックロッドフェチとしてもあんまり(*´Д`)ハァハァしなかったんだけど、今度のMBモデルは(*´Д`)ハァハァしちゃいます。
クロスフィールドですからね。これはモデル毎にクロス具合を見ていくしかないですよね。
※上記画像は公式HPより転載しています。
XRFC-654ML-BF-MB
【スペック】
タイプ:ベイトキャスティング
継数:4ピース
レングス:6フィート5インチ
仕舞:53センチ
自重:120グラム
先径/元径:1.3ミリ/10.1ミリ
ルアー:2~18グラム
ライン:0.4~1.2号(PE)
パワー:ML(ミディアムライト)
価格:12000円
クロスポイント(★5が満点)
ブラックバス:★★★★★(かなりハマるよ)
シーバス:★★★☆☆(このレングスでもいけるところならアリ)
トラウト(渓流):★★☆☆☆(できなくはないが、これを使う理由はない)
トラウト(管釣):☆☆☆☆☆(やめておけ)
アジ・メバル:☆☆☆☆☆(釣る前から負けているレベル)
カサゴ・ソイ:★★★★★(柔らかいティップと強いバッドを活かせる)
カマス・メッキ:★★★☆☆(スピニングのほうが良いけど、悪くはないよね)
ショアジギング:☆☆☆☆☆(うん、やめよう)
ちょい投げ:★★☆☆☆(スピニング使ったら?)
XRFC-704M-MB
【スペック】
タイプ:ベイトキャスティング
継数:4ピース
レングス:7フィート
仕舞:57センチ
自重:140グラム
先径/元径:1.9ミリ/11.9ミリ
ルアー:3.5~24グラム
ライン:0.8~1.5号(PE)
パワー:M(ミディアム)
価格:12500円
クロスポイント(★5が満点)
ブラックバス:★★★★★(カバーの釣りにどうぞ)
シーバス:★★★☆☆(PEだとバイトを弾きそうなのでナイロンラインならアリ)
トラウト(渓流):☆☆☆☆☆(何を思ってこれをつかうのか)
トラウト(管釣):☆☆☆☆☆(ギャング鈎で引っ掛けるつもりかい?)
アジ・メバル:☆☆☆☆☆(ノーコメントで)
カサゴ・ソイ:★★★★☆(カサゴというかハードロックフィッシュに)
カマス・メッキ:★☆☆☆☆(もっとライトなほうが楽しいよ)
ショアジギング:★☆☆☆☆(あえて挑むつもりか!?)
ちょい投げ:★★☆☆☆(続・スピニング使ったら?)
XRFS-734L-MB
【スペック】
タイプ:スピニング
継数:4ピース
レングス:7.3フィート
仕舞:59センチ
自重:107グラム
先径/元径:1.2ミリ/10.3ミリ
ルアー:0.8~14グラム
ライン:0.6~1.2号(PE)
パワー:L(ライト)
価格:12500円
クロスポイント(★5が満点)
ブラックバス:★★★☆☆(おかっぱり遠投スタイルでどうぞ)
シーバス:★★★☆☆(もう少しパワーがあるほうがつぶしがきくよね)
トラウト(渓流):★★☆☆☆(渓流には長いけど中流域ならアリかな)
トラウト(管釣):★☆☆☆☆(重めのルアーを遠投したら何かを開眼できるかも)
アジ・メバル:★★★☆☆(大型が出るってところならアリかな)
カサゴ・ソイ:★★★★★(キャスティングなら良いけど、穴釣りには長いかな)
カマス・メッキ:★★★★☆(けっこうピッタリだと思う)
ショアジギング:★☆☆☆☆(折れていいならやってみれば)
ちょい投げ:★★★★★(だからスピニング使えって言ったじゃん)
XRFS-835M-MB
【スペック】
タイプ:スピニング
継数:5ピース
レングス:8.3フィート
仕舞:54センチ
自重:151グラム
先径/元径:1.7ミリ/12.2ミリ
ルアー:5~30グラム
ライン:0.8~1.5号(PE)
パワー:M(ミディアム)
価格:13000円
クロスポイント(★5が満点)
ブラックバス:★☆☆☆☆(これを使う理由はないよね)
シーバス:★★★★★(港湾部、河川、幅広く使えます)
トラウト(渓流):☆☆☆☆☆(これを使って釣ったら逆にすごい)
トラウト(管釣):☆☆☆☆☆(あまりのありえなさにとにかく目立てるかもしれない)
アジ・メバル:★☆☆☆☆(ん、ルアーじゃなくてサビキを投げるつもりか)
カサゴ・ソイ:★★★☆☆(ハードロックフィッシュならアリ)
カマス・メッキ:★★☆☆☆(ん、ルアーじゃなくてサビ…以下略)
ショアジギング:★★★☆☆(もう少し重たいものを投げれたほうが良いけどね)
ちょい投げ:★★★★☆(続・だからスピニング使えって言ったじゃん)
XRFS-935M-MB
【スペック】
タイプ:スピニング
継数:5ピース
レングス:9.3フィート
仕舞:60センチ
自重:175グラム
先径/元径:1.6ミリ/14.1ミリ
ルアー:7~35グラム
ライン:0.8~1.5号(PE)
パワー:M(ミディアム)
価格:14000円
クロスポイント(★5が満点)
ブラックバス:☆☆☆☆☆(汽水域でシーバスの外道として釣るつもりなら使えば)
シーバス:★★★★★(続・港湾部、河川、幅広く使えます)
トラウト(渓流):☆☆☆☆☆(続・これを使って釣ったら逆にすごい)
トラウト(管釣):☆☆☆☆☆(このロッドが有用なメソッドを見つけたのなら、それは管釣界の革命となるだろう)
アジ・メバル:☆☆☆☆☆(それサビキやんけ!え?ニセモノなんだからルアーと一緒だって!?)
カサゴ・ソイ:★☆☆☆☆(魚の切り身をつけてぶっこみ釣りだ!ウツボに気を付けろ)
カマス・メッキ:☆☆☆☆☆(それサビキやんけ!え?…以下略)
ショアジギング:★★★★☆(このシリーズなら一番向いているよね)
ちょい投げ:★★★☆☆(それちょい投げじゃなくて普通の投げだよ)
以上、クロスフィールドのコンセプトを尊重する形で紹介してみました。
どんなジャンルでも専用ロッドがあふれる昨今のフィッシングシーンですが、1本をいろいろな釣りに使う、流用する、そうするなかで不満をつぶしていったものが専用ロッドとして発売され、日本のルアーフィッシングは発展してきました。
つまり、ちょっとした不便さも言い換えれば汎用性ってことであり、応用力ということ。
専用じゃないと・・・っていう潮流に流されないで、先人たちのような『工夫』を持って釣りに臨むのもレベルアップのために必要なのかもしれないですね。
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