なぜPROXはこれほどまでにパックロッドをつくるのか。
なぜPROXはこれほどまでにコンパクトさにこだわるのか。
理由はわからないが、大阪は摂津市よりオリジナリティ溢れるアイテムを発信し続けるパックロッド界の異端児が、またもや新たなパックロッドを発表した。
その名は・・・
ミニモニ7
AKBが全盛のこの時代に、懐かしのアイドルグループを同じ名称を・・・
えっ!?違う??
ミニモバ7っていうの!?
コホン・・・気を取り直しまして、
えーと、「ミニ」で「モバ(モバイル)」ですって。
どれだけコンパクトさを訴えたいんだよ!
スペック
商品コード | JANコード | 標準全長(m) | 仕舞寸法(cm) | 継数(本) | 標準自重(g) | 先径(mm) | 元径(mm) | ルアーWt(g) | ラインWt(lb) | カーボン(%) | 税抜希望小売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MM7607MLS | 4548992004423 | 1.82 | 30 | 7 | 104 | 1.4 | 12 | 3.5〜18 | 4〜12 | 84 | 8000円 |
※公式HPより転載
6フィートの7ピースロッドで、仕舞寸法は驚異の30センチです。
超多点継ぎのマルチピースという点は、先に発売されている同社の「モバトラ8PLUS1」に似ています。
こちらのほうがよりパワーを持たせており、汎用性という点では勝っている印象です。
装備面で目を引くのが「SKSSスケルトンシート」を採用しているところですね。
非常に軽量かつ感度に優れたリールシートで、アジングやメバリングなど、繊細な操作を必要とする釣りに広く採用されています。
最近のPROXは、このリールシートをけっこう採用しています。見た目的にちょっと高級感が出ますね。
ガイドリングはFUJIの「Oリング」みたいです。
このロッドで想定される範囲の釣りでしたら、強度的にはまったく問題ありません。
PEラインを使ったエギングが流行し始めた頃、PEラインを使う場合は「SICリング」でないとリングが欠けるという話がありました。
えー、「Oリング」でも欠けません。それよりも、不注意でコンクリートやアスファルトなどにぶつけたときのほうがダメージは深刻です。
ただし、フレームがライン絡みに強いKガイドではないので、PEラインよりもナイロンやフロロラインのほうが相性良さそうですね。
ガイドの個数は7個。6フィートのロッドとしては適当な個数だと思います。
お得意の「アレ」がない!?
個人的に最も違和感があるのが、PROXお得意の「エクステンショングリップ」がないことです。
直近に発売された「マイクロソルト」や「モバトラ8PLUS1」には搭載されていたのに。
キャスティングウェイトがMAX18グラムのロッドなんだから、両手でキャストしやすいほうが良いのに、中途半端なセパレートグリップになっています。
軽量ルアーしか扱わない「モバトラ8PLUS1」よりも、明らかにこっちに搭載するべきだろ、「エクステンショングリップ」をさ。
それ以前に、本当に18グラムまで背負えるんかいなって疑問がありますが。。。
色々と言いましたが、これほどコンパクトなマルチピースロッドは他社ではありません。「TRGRチビ」など、同じくらいの仕舞寸法のパックロッドはありますが、テレスコピックです。
テレスコピックに対するマルチピースの優位性は、ガイドが振出用のものでない通常のタイプが使えること、ガイドのズレがないことが挙げられます。
私自身、特にテレスコピックを毛嫌いしているわけではないのですが、振り返ればマルチピースのほうが多く購入、使用しています。
30センチという仕舞寸法と、やっぱりマルチピースだぜ!って人には良い選択肢になると思います。
ん?私ですか?
多点継ぎすぎるマルチピースは、継部分のすっぽ抜けが怖いので使いません。
個人的にマルチピースは5ピースまでを上限としています。それ以上の継数のロッドを使うならテレスコピックにするかなぁ。
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