「アウトバックライト」テイルウォークからライトゲームに特化したパックロッドが新登場!

テイルウォークのパックロッドといえば「アウトバック」。全機種でモバイルレングスが51センチ以下という、モバイル性能につよいこだわりがありながらも性能もしっかりとしている優等生パックロッドです。
その「アウトバック」にライトゲームに特化した「アウトバックライト」が2021年3月、新登場します!
スペック
MODEL | LENGTH(ft.in) | PIECE | CLOSED LENGTH(cm) | ROD WEIGHT(g) | LURE WEIGHT(g) | LINE WEIGHT(lb) | L1(mm) | L2(mm) | GRIP TYPE | RETAIL PRICE(JPY) |
S604L | 6 | 4 | 50 | 68 | MAX4 | MAX6 | 308 | 210 | A | 24,000 |
S665UL | 6.6 | 5 | 44 | 84 | MAX3 | MAX4 | 320 | 220 | A | 24,000 |
S725L | 7.2 | 5 | 48 | 87 | MAX5 | MAX8 | 340 | 240 | A | 25,000 |
C665L | 6.6 | 5 | 44 | 100 | MAX5 | MAX8 | 350 | 240 | B | 25,000 |
C725L+ | 7.2 | 5 | 48 | 105 | MAX8 | MAX10 | 360 | 250 | B | 26,000 |
スピニングが3機種、ベイトが2機種のラインアップです。ライトゲームだけで5機種もあるのはパックロッドとしてはすごいですね。
シリーズとして「ライト」なので、パワー表記がL+(ライトプラス)でも、そうでないシリーズのUL(ウルトラライト)くらいのパワーとなっています。型番だけ見て買っちゃうとイメージよりもかなりライトなロッドになるので気を付けましょう。

フェルール(継ぎ)は、「印籠継ぎ」が採用されています。継ぎの方式は大きく「印籠継ぎ」「並継」「逆並継」がありますが、最もロッドのアクションをきれいに出せるのが「印籠継ぎ」と言われています。
一方でロッド内に芯を入れて継ぐ方式なので、重量増がネックとなります。継数の多いパックロッドの場合、ブランクの重量増につながるため、先重りの原因となりがちです。そのため、個人的にパックロッドには「並継」や「逆並継」のほうが合っていると思っています。
事実、ライトでないほうの「アウトバック」は先重りがけっこうキツイので。。。

ガイドは安定の「SIC」です。上位には「トルザイト」なる素材のリングがありますが、「SIC」で十分です。負荷のかかりにくいライトゲーム用のロッドならなおさらです。
S604L

6フィートで4ピース、モバイルレングスは50センチ。重量は劇的に軽い68グラム。
アジングロッドのようなスペックとなっています。軽快さでは全機種中でダントツでしょうが、めちゃ軽いうえにパックロッドなので、あんまり無理はさせられない感じですね。
本当にライトゲームに特化したようなスペシャリティロッドといえます。
S665UL

シリーズ中、唯一のウルトラライトパワー。
ルアーのMAXが3グラムという、対応幅がめちゃくちゃせま~いロッド。本当にライトゲーム愛があふれる方にはたまらない逸品にしあがってまっせ。
アジングやメバリングにはもちろん、管理釣り場でも良さそうですね。トラウトロッドとして捉えた場合、6フィート6インチは長めのレングスになるので、遠投力を生かしてあまり攻められていないスポットを攻めることができます。
S725L

ライトソルトゲームにおけるバーサタイル仕様という感じですね。7フィート2インチという、足場の高くなりがちなソルトゲームでも使いやすい長さであり、取り回しの良さも失わないレングスとなっています。
ルアーもMAX5グラムとなっているので、かなり対応幅は広がります。特にメッキやカマスを狙うときにはメタル系のルアーを使って広く探ることも多々あるので、これくらいまで投げられると潰しが効きますね。
7フィートオーバーであってもモバイルレングスは48センチ。カバンにすっぽり入るレングスをきちんとキープしてくれています。
C665L

「アウトバックライト」における本命はベイトモデルです。今までパックロッドのなかでも対応機種が特に少なかったベイトフィネスというジャンルにすっぽりハマります。
ルアーのMAXが5グラムと、バス用のベイトフィネスロッドよりももっとライトになっているので、バスフィッシングだけでなく、渓流や管理釣り場でのトラウトゲームまでできてしまいます。
その分、リールは選びますので、ダイワのエア機やシマノのBFS機など、ベイトフィネス対応スペックのベイトリールを使わなければただのストレスロッドになってしまいます。まだベイトフィネスリールを持っていない人にとっては導入のための初期投資がかさんでしまうのが弱点かも。
C725L+

いままでアブガルシアしかまともに対応してこなかった、ソルトベイトフィネス対応パックロッドというジャンルに真っ向から切り込んでいくロッドです。もう、アブガルシアの独占市場は終わった。
なぜそんな独占状態だったのか、それは需要がないからに他なりません。そこに切り込んでいったテイルウォークには、いちパックロッダーとしてお礼を言おうと思います。

あざぁ~す!!
L+(ライトプラス)ですが、ルアーMAXは8グラム。うん、ライトだね。
ベイトフィネスタックルならキャスティングしやすい、5グラムくらいのルアーを中心にランガンするような釣りで使ったら楽しそうです。バスのおかっぱり、メッキやカマス釣りなど、ベイトフィネスが大好きならぜったい押さえておきたいロッドになっています。
以上、ライトゲーム特化型パックロッド「アウトバックライト」のご紹介でした。
ライトではないほうの「アウトバック」にも言えることですが、モバイル性能まで意識してつくられているのが良いですね。やっぱりパックロッドはコンパクトになってなんぼってこともありますから。
さらにソルトベイトフィネスにも対応するロッドがあるのは大きいです。アブガルシアにも「クロスフィールド」や「ソルティスタイル」、「エラディケーター」などのソルトベイトフィネス対応パックロッドがありますが、あちらはみなさん4ピースなんですよ。だからモバイル性能では「アウトバックライト」のほうが勝っています。
個人的にパックロッドとして快適に持ち運びできる上限は55センチだと思っています。これを超えると愛用しているノースフェイスの「ヒューズボックス」にスッポリといかなくなっちゃうので。
モバイル性能にも、実釣性能にも優れた期待のパックロッドの登場です。「アウトバック」シリーズはあんまり人気ないんだけど、よくできた万人にオススメできるパックロッドですよ。


「アウトバックライト」は2021年4月発売です。
これはライトではないほうの「アウトバック」で、同じくL(ライト)パワーのベイトモデルがありますが、「アウトバックライト」のC725L+よりもずっと強いロッドになっています。これはこれで、他社にはない貴重なパックロッドとなっています。