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「オーバーゼアAGS」ハイエンド4ピース!性能のための4ピースという考え方とは?

徐々に2021年の新製品が明らかになってきましたね。

本格的な発表は、各地のフィッシングショー(2020年からは釣りフェスティバルに名称変更)にて行われますが、なかには新製品情報をあらかじめ小出しにするメーカーもあります。

その代表格がダイワ。

今年も一部アイテムがフィッシングショーに先駆けて情報が出てきています。

 

あ、そうそう。

今年はコロナ禍のため、フィッシングショーも時代に乗ってオンライン開催になるみたいですね。

いつもなら、会場まで足を運んで入場料を支払わないと参加できませんが、今年はお家で無料で参加できてしまいます。

生で確かめるということができないのはネックですが、気軽に参加できるというのは大きなメリットですよね。気になる方は下記のリンクからチェックしてくださいね。

釣りフェスティバル
業界初のオンライン開催!世界に先駆けて新製品がベールをぬぐ!

 

オーバーゼアAGS!

いくつかのアイテムが発表されているのですが、うちはパックロッド専門ブログなのでロッドに関してはパックロッドしか紹介しません。

2021年のダイワ初のパックロッドは意外や意外、ハイエンドのソルトショアロッドです。

 

オーバーゼアは、上記画像の「Saltwater Shore Multi Casting Rod」の表記が示す通り、青物からシーバスまで海釣りならなんでも使えるシリーズとなっています。

 

強めのロッドなので、メインは青物やヒラスズキ、ヒラメとなります。

そのシリーズのなかで最もハイエンドなのが、今回紹介する「オーバーゼアAGS」です。

 

スペック

品名標準
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
適合ライン
ナイロン
(lb)
適合ライン
PE
(号)
カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
OT AGS 97M2.924791721.812.9プラグ:10-45
ジグ:10-50
8-160.8-2.09964,000
OT AGS 109ML/M3.284881791.613.9プラグ:7-45
ジグ:7-50
8-160.8-2.09965,000
OT AGS 1010M/MH3.304891892.115.4プラグ:10-60
ジグ:10-65
8-201.0-2.59966,000

価格、たっけ~!

押しも押されぬハイエンドロッドです。なにせAGS(エアガイドシステム)搭載ですから。今やダイワロッドの一番のセールスポイントといっても良いくらいですからね。

 

ブランクには、ダイワがルアーロッドに使用している中では最高素材である「SVFナノプラス」が使われています。

 

でも本当に注目したいのはそこじゃない。

スペックシートに輝く「継数4」の文字!ハイエンドなのにパックロッドですよ、みなさん!

 

時代は性能のためにパックロッドを選択するようになった!?

なぜ4ピースなのか。ダイワさんの主張は以下の通りです。

 

オーバーゼアAGS は4 ピースのブランクを採用している。ロングロッドならではの持ち運びの煩わしさを解消するのはもちろん、さらなる秘密がある。4 つのブランクは役割当てが違うのだ。感度を担当する敏感なトップ節、操作性をサポートする張りのある2 番節、キャスト時にパワーを溜め込む3番節、ファイトの際に最後の砦となる元節という具合だ。全節がバラバラで、使用感が悪くなるイメージを持つ方がいるかもしれないが、心配は無用。しなやかに曲がるV- ジョイントがパワーをスムーズに移動させるので、滑らかなスイングと軽やかな操作性を感じられるはずだ。また、大きな特徴として、感度を担当するしなやかなトップ節と、操作に欠かせない張りを担当する2 番節を区切ったことで、使用感と応答性が大きく向上するとともに、キャストをメインに担当する3 番節とファイトで本領を発揮する元節を切り分けたことで、オーバーパワーを解消。長時間キャストを繰り返してもさらに疲れにくい性能と、いざという時の頼れるパワーを両立した。その高性能ブランクが、車のトランクに簡単に収まるうえ、2 ピース風に活用すればロッドラックに対応できる。

ダイワ公式HPより

 

簡単に言うと、4ピースのひとつひとつのブランクに、それぞれ違った役割を与えているってことですね。

ティップとベリーとバットでは求められる性能は全く違います。

2ピースなら2つの素材や製法の使い分けしかできませんが、4ピースなら4つの素材や製法を使い分けられるんですよね。

 

このアプローチ、シマノが昨年発売した史上最強のパックロッド「ポイズンアルティマ5ピース」と同じです。

「ポイズンアルティマ5ピース」は、「オーバーゼアAGS」でさえも敵わないスーパーハイエンドですけどね。

 

ダイワとシマノ、国内の釣り市場をけん引する2大メーカーがこのようなアプローチをするのは大変興味深いですね。パックロッドが、サブロッドや旅行用ロッドという位置づけでなくなってきていることを象徴するかのようなロッドたちです。

 

こういうロッドでも4ピースのメリットって大きいんだよ

もうバリバリのソルトショアロッドですから、電車やバイクで移動するようなシチュエーションって考えにくいんですよね。

青物やサーフの釣りって、都市部のフィールドではなく、外洋に面したところでしますから、車社会ばりばりの田舎ばっかりなんですよ。

 

でも、それでも、4ピースのメリットって大きいんです。

 

例えばロックショア。

車を止めてポイントまで、足場の悪い地磯の道や、木々が茂る山を下っていくってことが多いんです。そのとき、2ピースだと仕舞っても1メートル以上になるので、けっこうかさばるんですよね。

木々や岩に引っ掛かってバランスを崩して転倒したら、場合によっては大けがや落水につながりかねません。

それが4ピースなら、そういったリスクやストレスを緩和できますよね。

 

例えば渡し船。

沖磯や沖堤防など、青物を狙うのなら欠かせないポイントです。そのとき、4ピースロッドなら乗船、下船、乗っている間もスッキリと持ち運びできます。

 

エアーライトブルー・メタリック

例えばコンパクトカー。

2ピースだと8フィートを超えたあたりから、トランクルームに横向きに入らなくなるんですよね。だから、天井から吊ったり、後部座席に縦向きにして置くなど、ちょっとスッキリ収まらなくなります。

でも、4ピースならスッと収まります。

家族とのお出かけついでの釣りだったりすると、座席スペースの確保や、荷物スペースの確保などで釣具を置く場所など満足にありません。そういうときでもスッキリと収まるっていうのは、大きなメリットですよね。

 

 

ダイワは昔からちょいちょいハイエンドパックロッドを出していました。

 

シーバスなら現行にもある「モアザンモバイル」。なんと現行品は3代目ですよ。

バスならたしか「GALLE5」っていう、村上晴彦氏のハートランド系列のパックロッドがありました。

 

でも、今まではモバイル性能を訴求するばかりで、性能のための4ピースという訴求は「オーバーゼアAGS」がはじめてです。

 

こういったコンセプトのパックロッドがもっとたくさん増えて、パックロッド=性能が悪いという観念が消えていったら良いですね。

そうしたら、モバイル性能に優れたパックロッドにはメリットしかありません。もしかしたら、ルアーロッドの主流が1ピースや2ピースではなく、4ピースや5ピースになる日が来るのかもしれませんね。