パックロッド

宇崎日新(NISSIN)のパックロッドを紹介!

cyoshi

宇崎日新というメーカーをご存じでしょうか。

磯竿など、エサ釣り系をメインとするメーカーなので、ルアーマンにはあまり馴染みがないですよね。雑誌やネットの広告でも目にする機会もあまりないし。

 

ところが、創業1948年という国内トップクラスの老舗メーカーだったりします。また、ロッド製造では自社で企画~設計、製造までを自社窯で行っております。

 

長く続いているってことは、それだけ確かなクオリティを継続してきた証であり、ユーザーからの信頼の大きさを物語っています。

先日、ふと名前を思い出して調べてみるとパックロッドがラインナップされているじゃないですか。

 

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fabulous(読み:ファビュラス)

 

fabulous

 

タイプ:ジョイント

品番 全長
m
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
Lure
(g)
Line
(lb.)
カーボン
含有率
(%)
希望
本体価格
8.5ML 2.55 5 58 140 1.3 11.6 5-28 6-14 94 27000円

 

仕舞寸法が60センチを切る、ジョイントタイプのモバイルモデルです。

スペック的には、王道シーバスロッドという感じでしょうか。特に奇をてらったところもなく、万人受けするものになっていますね。

ガイドはいまや常識となっているKフレームで、リングはSICになっています。

 

面白くないと言ってしまえばそれまでですが、こういう確実なものづくりが老舗たる所以なのかもしれませんね。

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fabulous F(読み:ファビュラスエフ)

 

fabulous F

 

タイプ:テレスコピック

品番 全長
m
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
Lure
(g)
Line
(lb.)
カーボン
含有率
(%)
希望
本体価格
1805ML 1.8 5 47 95 1.55 11.0 5-21 4-12 89 21000
2106ML 2.1 6 47 115 1.55 13.5 5-21 4-12 89 22000

 

仕舞寸法が50センチを切る、テレスコピックのパックロッドです。

前述のファビュラスと「F」のあるなししかネーミングの違いがありませんが、こちらのほうが全長が短くなっています。

 

フィート換算すると、6フィートと7フィートになります。

MLパワーで対応ルアーウェイトは5~21グラムと強めのセッティングになっているので、ライトゲームには向いていません。

7フィートなら、港湾部でのシーバスやクロダイなど、ハマる用途がありますが、6フィートのほうはちょっと使いづらいかもしれません。

6フィートという長さは、一般的にはバスやトラウトフィッシングなどの淡水の釣りやアジング・メバリングなどのライトゲームに使われる長さであり、それらをしようと思うと少し強すぎるからです。

 

とはいえ、50センチを切るモバイル性能は魅力的ですし、強いってことは破損しにくいってことですから、どんな魚が釣れるか分からない海外遠征のお供によさそうです。

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LITTLE ARMOR(読み:リトルアーマー)

 

LITTLE ARMOR

 

タイプ:テレスコピック

品番 全長
m
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
Lure
(g)
Line
(lb.)
カーボン
含有率
(%)
希望
本体価格
6.0 6’0”(1.82) 5 46 90 1.25 13.0 5-21 4-12 58 19000
7.0 7’0”(2.12) 6 46 112 1.25 15.0 5-21 4-12 49 19500

 

スペックを見る限り、先ほど紹介した「ファビュラスエフ」との差があまりないように感じます。価格は少しリーズナブルになっていますけど。

先径など、少し異なる部分はありますが、一番の差はカーボン含有率の差です。こちらのほうが含有率が低く、その分グラス繊維が占める割合が多くなっています。

カーボンは軽くて反発力がある素材で、グラスは少し重いですがよく曲がり粘りがある素材です。そのため、この「リトルアーマー」は「ファビュラスエフ」と比べると、より柔らかい調子になっています。

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気になる技術、WHIRL設計

NISSINのロッドには、継ぎ目の強度を増すようにある技術が使われています。

 

当社の商品には、差し込みをよりスムーズにつなげる為のひとつに、節の合わせ部の補強材料を螺旋状に構成し、各節のパワー伝達をスムーズにする設計を施しています。
そのことにより、パワーロスを防止すると共に、極端なパワー変化を避け、破損を防止。
結果として、綺麗なベントカーブを実現し、ブランクのパワーを最大限に引き出します。

※公式ホームページからの引用

 

パックロッドというのは、構造上多くの継ぎ目が存在します。だから、ジョイント部分のつくりって大事な要素なんですよ。

 

ところが、ジョイントについて触れているメーカーって、実はそんなにありません。

 

ジョイント部分というのは、例えばロッドが折れたときに破損個所になりやすい部分であり、ここの強化ってことはロッド全体の強度を担保するうえで無視できない要素なんですよね。

ダイワは「Vジョイント」という技術をアピールしています。他のメーカーも、パックロッドのジョイント部分のつくりについて、もうちょっと言及してほしいですね。

 

 

以上、宇崎日新(NISSIN)のパックロッドの紹介でした。

ルアーフィッシングの世界ではあまり有名でないメーカーですが、きっちりとパックロッドを作ってくれています。

歴史から見ても技術は確かであることの間違いないので、機会があれば触ってみたいですね。もしかしたら、めちゃくちゃ優秀なロッドかもしれないし。

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