パックロッド

「トラウティンマーキスナノ」にテレスコとマルチピースモデルが追加!

cyoshi

※公式HPより転載

 

コストパフォーマンスの良いロッドやリールを発売し続けることで、いまやすっかり国内でも定着したアブガルシア。

今回は同社の「トラウティンマーキスナノ」にテレスコピックとマルチピースのモデルが追加されたので紹介します。

 

相変わらずの高コスパなロッドに仕上がっていますよ

 

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デザイン

※画像は公式HPより転載

テレスコピックモデル

 

マルチピースモデル

 

アブガルシアのロッドって、飾りっ気がありますよね。

だけどこのロッドはアブガルシアにしてはおとなしめなデザインとなっています。

トラウトをやっているアングラーってなんか玄人なイメージがありますし、落ち着いたデザインのほうが支持されるんでしょうね。

 

コルクグリップってあたりもツボです。やっぱりトラウトロッドといえばコルクグリップだよね。

 

ガイドはKRガイドに加えてマイクロガイドコンセプトってことで、非常に軽量に仕上げられています。

ガイドを含めたブランクの重量って、数値以上に振りぬき感が変わってきますので、このロッドはかなり軽快な振りぬき感を得られることでしょう。

 

トップはチタンフレーム&トルザイトリング採用で、ちゃっかり高級感もなかなかです。

 

スペック

※公式HPより転載

製品名 タイプ 継数 全長(ft/cm) 仕舞(cm) 標準自重(g) 先径(mm)/元径(mm) ルアー(g) ライン(lb) 使用材料 パワー テーパー/アクション 製法 メーカー希望本体価格(税抜)
TMNC-485UL II TE BC 5 4’8″/142 47.8 71 1.22 2~8 3~6 カーボン95%,グラス5% UL/ウルトラライト R/レギュラー チューブラー ¥23,500
TMNC-516L II TE BC 6 5’1″/155 50 77 1.22 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,000
TMNS-485UL II TE SP 5 4’8″/142 42.9 68 1.22 1.5~5 3~6 カーボン95%,グラス5% UL/ウルトラライト R/レギュラー チューブラー ¥23,500
TMNS-516L II TE SP 6 5’1″/155 47.3 74 1.22 2~8 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,000
TMNS-566L II TE SP 6 5’6″/168 49.8 78 1.22 2~8 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,500
TMNC-575L MB BC 5 5’7″/170 41 82 1.42 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,000
TMNS-535UL MB SP 5 5’3″/160 35 72 1.23 1.5~6 3~6 カーボン95%,グラス5% UL/ウルトラライト R/レギュラー チューブラー ¥23,500
TMNS-575L MB SP 5 5’7″/170 37.1 82 1.42 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,000
TMNS-605L MB SP 5 6’0″/183 39.6 90 1.36 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥24,500
TMNS-665L MB SP 5 6’6″/198 42.9 95 1.2 2~10 4~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト R/レギュラー チューブラー ¥25,000

 

な・・・なんとぜんぶで10機種!

さすが国内でもっともパックロッドに力をいれているメーカーだけありますよ(当ブログの思い込み)

 

末尾がTEはテレスコピックで、MBはマルチピースですよ。

 

現場で便利なテレスコピックか、モバイル重視でマルチピースか、それが問題だ!

このブログでは基本的にトラウトロッドはテレスコピックをおススメしています。

 

それはなぜか。

 

山岳渓流を登りながら釣り歩いていくシチュエーションを想像したときに、場合によっては森のなかを突っ切ることもあれば、崖や岩のプチクライミングみたいなこともあります。

 

ちょっとここを突破するのは気合がいるな・・・。

 

そういうときは安全面から迷いなく両手が使える状態にするべきです。

ほんと、片手にロッドを持った状態っていうのは、いざというとき危険ですからね。

 

大した高さからの落下でなくとも、頭を打ちつけたり、足を折ったり、移動が困難になるようなダメージを負うこともあります。

 

だいたい渓流ってところは人がいないので、たまたま誰かに助けてもらえる可能性も低いとなれば、命に直結するような事故もありえます。

 

だから、ラインを通したままでもサッとしまえて、サッと出せるテレスコピックのほうが安全面でも釣りの面でも利便性がいいし、ストレスが少ないんです。

 

 

一方でパックロッドで求められるものと言えばモバイル性能ですよね。

 

トラウティンマーキスナノのつくりでいえば、仕舞は同じ継数ならマルチピースのほうが短くなっています。

テレスコピックは構造上、ガイドのスレッド部分がどうしてもかさばるんだよね。

 

マルチピースだと30cm台という驚愕のモバイル性能が手に入ります。

 

このレベルのモバイル感は、プロックスのモバイル7やエイテックのTRGRチビなど、やたらと小継ぎに仕立てている安価なロッドならありますが、このクラスのロッドでこのモバイル感は貴重です。

 

いちばんモバイルな「TMNS-535UL MB」は、5.3フィートとショートロッドではありますが、たとえばメバリングやアジングでも対応できます。

バスフィッシングでもライトリグや小型プラグならいけます。

もちろんもう少し長いほうが色々と便利な場面はありますが、釣りができる環境を整えるという見方なら十分です。

 

35cmという突き抜けたモバイル性能を武器に、あっちこっち連れまわすのも良いと思いますね。

 

ベイトモデルにも注目!

アブガルシアはニッチなニーズにも応えてくれる良メーカーです。

 

今回もパックロッドであるにも関わらずベイトロッドを揃えてくれています。

 

いまや1ジャンルとして定着した感のある「渓流ベイト」は、何度か挑戦して実際に釣っていますが、スピニングには実現不可能な手返しの良さに病みつきになります。

 

また、現状対応機種の少ない「ベイトフィネス」にも対応可能です。

バスフィッシングに使う場合はベイトモデルでもっとも長くてパワーのある「TMNC-575L MB」がおススメです。

 

そっちがメインなら前述の遡行におけるテレスコピックの利便性も考えなくていいので、マルチピースがいいかなと。

また、過去にメジャークラフトのファインテールをベイトフィネス用として流用していた経験からいうと、ULなど柔らかいロッドはフッキングパワーが不足するので、パワーがあるものをチョイスしたほうがいいですよ。

 

 

 

以上、トラウティンマーキスナノのスペックレビューでした。

アブガルシアはここ数年で一気にパックロッドを伸ばしてきていますが、今年もどうやらいろいろと楽しませてくれそうですね。

 

ちなみに、いまのアブガルシアの主なパックロッドの住み分けは以下の通り。

 

バスロッド⇒ホーネットスティンガープラス

トラウトロッド⇒トラウティンマーキスナノ

ソルト系⇒ソルティスタイルカラーズ

フリースタイル系⇒クロスフィールドTEまたはMB

ワールド系⇒ワールドモンスター

 

あはは、すげーいっぱいある。

ほんとうにパックロッドの選択肢が広がったことを実感させてくれるし、それを支えてくれているメーカーですよね、アブガルシアって。

 

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