シーバスルアー

【レビュー】ダイワ「モアザンミドルアッパー」【インプレ】

cyoshi

今回は久しぶりのルアーインプレをしたいと思います。

昨年の秋シーズン、シーバスフィッシングにおけるソフトルアーの威力を改めて思い知った次第で、そのとき主役となったのがミドルアッパー3.5インチでした。

昨シーズンで使い切って手元の在庫が切れていたんですが、ぼちぼち始まってきた今シーズンの荒川シーバシングに備えて補充したのでレビューしたいと思います。

 

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スペック

アイテムサイズ
(inch)
入数
(本)
メーカー希望
本体価格(円)
3.53.56660 (銀粉カラー=800)
4.24.25660 (銀粉カラー=800)

ラインアップは3.5インチと4.2インチの2サイズです。

個人的にはハードルアーで食わないときや、スレているときの一手となるので、より食わせサイズの3.5インチのほうが好きです。同じ値段で1本多く入ってますし(これが1番でかいw)

より自然なキラメキを演出する銀粉カラーもありますが、お値段がちょっと高くなります。お値段は高くなりますが銀粉カラーのキラメキはなかなか魅力的ですね。特に光量の多いデイゲームでは銀粉カラーのほうが釣れそう感が高まります。

 

これが通常カラー(ラメ入り)

 

 

これが銀粉カラー

 

やっぱりラメとは光り方が違いますよね。

 

いろんな角度から見るミドルアッパー

【サイドビュー】

上部がフラットで下部はゆるやかなカーブを描いています。特に凝ったデザインではなく、細身の魚をデフォルトしたような形状をしています。テールは特に水を受ける構造になっておらず、種類としてはピンテールにあたります。

 

【トップビュー】

前から少し膨らんであとはテールに向かって細くなっていくデザインです。

 

【フロントビュー】

逆三角形というよりは半だ円または台形に近い形状をしています。メーカーはストレートリトリーブで使うときはフラット面を上に、ダートで使うときはフラット面を下にセッティングすることを推奨しています。

ダートセッティングでは、他社にも多いワインド用ソフトルアーとよく似た外見になります。逆に言えば、他社のワインド用ソフトルアーもフラット面を上にしたらストレートリトリーブでも使いやすくなるんだろうか(要検証)

 

組み合わせるジグヘッド

どんなジグヘッドでも釣れますが、ナチュラルアクションを活かすためにジグヘッドも弾丸型のほうが良いでしょう。

 

上記画像は、フジワラのムゲンヘッド5グラムとのマッチングです。シーバス向けジグヘッドとして恐らく1番人気であろう静ヘッドとも相性バッチリです。

重さはポイントの規模や狙うレンジにもよりますが、基本的にはナチュラルに使いたいので5~7グラムのジグヘッドと組み合わせることが多いです。

 

アクションと使い方

ストレートリトリーブでは微細にテールを震わせてアピールします。ハードルアーにはできないナチュラルアクションです。

ダートでは上下動を伴いながら左右に激しく動きます。ダート系のソフトルアーって、固い素材のものが多いんですけど、これは柔らかい素材のため、激しい動きのなかでも身をプルプル震わせてさらにアピールします。

 

私の場合、ナイトゲームが圧倒的に多いため、ダートさせるよりもストレートリトリーブで使います。

特別な操作は必要ではなく、投げてゆっくり巻くだけ。必要なのはレンジ操作だけです。

ご覧の通り、アクションが小さいので巻いていても抵抗感があまりなく、釣れそう感はあまりないかもしれませんが信じて巻き続けましょう。きっとシーバスの反応が得られるはずです。

 

ミドルアッパーが釣れる理由って?

「キモ」は絶妙な素材の柔らかさにあるんだと思います。

水受けのないピンテールでありながら、素材が柔らかいためにわずかな水流でも微細なテールアクションを見せ、それがシーバスにとってすごく惹かれる動きなんだろうなと。

それなら素材をめちゃくちゃ柔らかくすればいいじゃんという話なのですが、そうすると耐久力が落ちてしまい、行き過ぎれば商品として、釣具として成り立たなくなってしまいます。

このあたりはちょうど良い塩梅を開発段階で模索したんだろうな。

 

似たような形状のソフトルアーとして、コアマンのアルカリがあります。

 

#001 カタクチイワシ

ミドルアッパーよりも少し硬めの味付けをしているアルカリですが、テール形状に注目してください。

少し段差をつけて水を受けるようにしていますね。素材が固めな分、形状でテールアクションを補っているのでしょう。

共通して言えるのは「微細なテールアクション」をするソフトルアーだということです。

 

ミドルアッパーは小沼正弥氏が、アルカリは泉裕文氏がそれぞれ開発に携わっております。日本のシーバスシーンをリードしてきた両氏ともシーバスがよく釣れるソフトルアーとして同じ答えに行き着いたのでしょう。

 

とはいえ 「微細なテールアクション」 を起こすだけでシーバスがよく釣れるソフトルアーとは言い切れません。素材そのものの種類、固さ(柔らかさ)、形状、いろいろなものが組み合わさってソフトルアーですから、バス向けも含めていろいろなソフトルアーを試していきたいですね。

 

ミドルアッパーが活躍した釣行

 

 

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