
国内人気メーカー「ジャッカル」の中でも人気のルアー「デラクー」。
このルアーはテールスピンジグという種類となるが、昔からある種類ではあるものの、国内においてはそれほど人気のあるジャンルではなかった。
しかし、数年前からメタルバイブと並んで、低水温期の特効ルアーとして脚光を浴び、今では定着した感のあるジャンルである。
そのテールスピンジグのなかでも、たぶん一番人気だろうと思われるのが、今回紹介する「デラクー」である。使ってみたら、確かに使いやすい良ルアーでした。
ブレードのレスポンスが良い!
こういうしっかりアクションするメタル系のルアーは、総じて引き重りがするものである。
だから、扱うロッドもある程度パワーのあるものが必要となるのだが、デラクーの1/4オンスは、ライトロッドでも無理なく扱うことができる。つまりは引き重りが少ないってこと。
実際、私がバス釣りに使っているのは、トラウトベイトロッドであるメジャークラフトの「ファインテール トレッキング&トラベラーFTT-B524UL」であるが、リフト&フォール等の操作に不便はなかった。
さすがにフッキングパワーはもう少し欲しいなと思うが、それはこのルアーに限った話ではないからね。
引き重りの少ない秘密はレスポンスの良いブレードにある。ブルブルと大きな振動ではなく、細かい振動を起こすために抵抗が少ないのである。それでありながら、わずかな抵抗で回転するレスポンスの良いブレードを備えている。
実際、フォールスピードの遅い1/4オンスモデルでもしっかりブレードが回転し、絶えずアピールを続けてくれる。
パイロットルアーとして
メタル系ルアーなので、良く飛んでくれる。
空中においてもブレードが多少抵抗となるものの、スピナーベイトと比べれば全然マシで、狙ったところにスパッと入ってくれる。
また、表層からボトムまでオールレンジ対応だから、本当に幅広く探ることができる。
このあたりの対応幅はすべてのルアーのなかでトップクラスではないだろうか。基本的にはスローに探るよりもテンポ良く、活性の高い個体を探しながら使うルアーだろう。
リアクション効果も期待できるから、どうしても釣れないときに投入してみるのも良いかもしれない。
バス用のテールスピンジグとしては、これまで使ってきたなかで最も扱いやすいと感じている。
使い心地もカラーも不満はないが、総じてロスト率の高いジャンルのルアーなので、もっと安くならないかなぁと思う。
定価でせめて600円くらいになってくれれば、超優良ルアーになれるよ、貧乏人の私のなかでは。
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