メジャークラフトより発売されている、ソルトルアー向けエントリーシリーズ「クロステージ」。
1万円ちょいと手頃な価格でありながら、ガイドにはステンレスフレーム+SICリング(三代目からはアルコナイトリング)を搭載するなど、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気を博してきたシリーズです。
現在で三代目となるクロステージですが、必ず4ピースのパックロッドがラインナップされてきました。
そして、三代目クロステージにもこのたびパックロッドがラインナップされました。待望のパックロッドはどのような仕様なのでしょうか。

画像はメジャークラフトHPより転載
シーバスモデル3機種
モデル名 | レングス | ルアー | ライン | アクション | プライス |
CRX-904ML | 9ft | 10-30g | 8-14lb
PE0.8-2号 |
レギュラー
ファスト |
13300円 |
CRX-964ML | 9.6ft | 10-30g | 8-14lb
PE0.8-2号 |
レギュラー
ファスト |
13500円 |
CRX-964M | 9.6ft | 15-42g | 8-20lb
PE0.8-2.5号 |
レギュラー | 14000円 |
シーバスモデルは9フィート台の長めのロッドのみとなっています。港湾部というよりは、河川やサーフなど、ある程度広いフィールドで使いやすそうな感じですね。
9フィート台の4ピースなので、仕舞寸法は長いです。とは言え、例えば電車釣行などで9フィートの2ピースは、剣道部気取りか!ってくらいかなり目立ちますからコンパクトなのは良いことですよね。また、軽自動車など小型の車でも無理なく収納できる。
M(ミディアム)モデルは、ライトショアジギングやヒラメなどのフラットフィッシュにも使えそうな仕様で、湾奥といったポイントよりも、サーフやロックショアなど、外洋に面したポイントを主戦場とするアングラーに特におススメしたい。
エギングモデル2機種
モデル名 | レングス | エギ | ライン | アクション | プライス |
CRX-864EL | 8.6ft | 2-3.5号 | 0.4-1号 | レギュラー
ファスト |
13000円 |
CRX-864E | 8.6ft | 2.5-3.5号 | 0.4-1.2号 | レギュラー
ファスト |
13300円 |
歴代クロステージ同様、三代目にも貴重なエギング向けパックロッドがラインナップされています。
一時期ほどの異常な盛り上がりが落ち着いて、すっかり定着した感のあるエギングですが、それに伴ってパックロッドも減ってきています。その中でエギングパックロッドは貴重な存在ですよね。
セオリーでいけば、秋は小型の数釣り、春は大型狙いですが、春でもちっちゃいのは釣れるし、秋でもそれなりのは釣れます。だから、使う時季よりもポイントによって2機種のうちのどちらかにするかをチョイスするのが良いですね。
例えば、外洋に面していて波が立ちやすいとか潮の流れが速いところでは、必然的に底を取るために重め(大きめ)のエギを使うでしょうし、湾になっていて波静かなポイントであれば、よりスローに誘える軽め(小さめ)のエギを使うことが増えるでしょう。
秋口に港湾部でプカプカしている小イカであれば、ライトなバスロッドに2号とか小さなエギでも成り立ちますから、本格的にエギングするなら、864ELよりも汎用性のある864Eが良いかなと思います。
共通して言えることは、搭載されているガイドリングはアルコナイトリングとなりますが、実用上まったく問題がない性能であることを付け加えておきます。
シーバスにしろ、エギングにしろ、ガイドに最も負荷のかかるPEラインが主体の釣りですが、使用中に欠けたりすることはないでしょう。
もちろん、SICやトルザイトリングのほうが高性能ではありますが、釣りが成立するという意味においてはオーバースペックです。これらガイドが必要になる釣りは、もっと強度が求められるビッグゲームでしょうね。
求めやすい価格ながら、実用十分な性能も兼ねそろえたコストパフォーマンスに優れたロッドである「三代目クロステージ」。仕舞寸法が多少長くても良い方には、是非ともおススメしたい機種です。
※これはシーバスモデル
※こっちはエギングモデル、エギングパックロッドは今やレアです。
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