パックロッド

アブガルシア「ホーネットカラーズ」トレンドをおさえたオシャレな本格パックロッド

cyoshi

カラーラインナップという概念。

 

ロッドにおけるカラーというのは、だいたい素材であるカーボンそのままの黒が多いです。また、性能をいちばん引き出せるのが無塗装無研磨の仕上げであるということも、それを手伝っています。

 

それを打ち壊したのがアブガルシア。

 

昨年、ソルティスタイルカラーズというシリーズを発売しましたが、それは複数機種に2~3色のカラーラインナップがあり、8色14機種があります。

 

そしてカラーズ第2弾となるのが、今回紹介するホーネットカラーズです。

ソルティなほうと違って、絞られた2機種、3色ずつで登場です。

 

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スペック

製品ID JAN/UPC 製品名 カラー タイプ 継数 全長(ft/cm) 仕舞(cm) 標準自重(g) 先径(mm) ルアー(oz) ルアー(g) line(lb) 使用材料 パワー テーパー/アクション 製法 メーカー希望本体価格(税抜)
1517842 036282980709 HNT Colors HCC-685M-WC ウッドランドカモ BC 5 6’8″/203 45.2 130 1.7 3/16~3/4 5~21 8~20 カーボン95%,グラス5% M/ミディアム F/ファースト チューブラー ¥19,500
1517843 036282980716 HNT Colors HCS-675L-WC ウッドランドカモ SP 5 6’7″/201 44.9 103 1.4 1/32~5/16 1~9 3~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト F/ファースト チューブラー ¥19,500
1517844 036282980723 HNT Colors HCC-685M-SC スノーカモ BC 5 6’8″/203 45.2 130 1.7 3/16~3/4 5~21 8~20 カーボン95%,グラス5% M/ミディアム F/ファースト チューブラー ¥19,500
1517845 036282980730 HNT Colors HCS-675L-SC スノーカモ SP 5 6’7″/201 44.9 103 1.4 1/32~5/16 1~9 3~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト F/ファースト チューブラー ¥19,500
1517846 036282980747 HNT Colors HCC-685M-DC デザートカモ BC 5 6’8″/203 45.2 130 1.7 3/16~3/4 5~21 8~20 カーボン95%,グラス5% M/ミディアム F/ファースト チューブラー ¥19,500
1517847 036282980754 HNT Colors HCS-675L-DC デザートカモ SP 5 6’7″/201 44.9 103 1.4 1/32~5/16 1~9 3~8 カーボン95%,グラス5% L/ライト F/ファースト チューブラー ¥19,500

 

スピニングとベイトが1機種ずつとなっています。それぞれ1機種なので、汎用性をもたせたバーサタイルな性能ですね。

 

スペックとしては無難なところですが、6フィート台のレングスながら5ピースを採用しているため、仕舞寸法が45センチ前後とモバイル性能に優れています。

 

デザイン

 

 

アブガルシアらしく、グリップにも装飾が加えられていて高級感があります。形状そのものは、スタンダードですね。

 

 

KRガイド+マイクロガイド仕様になっています。KRガイドはラインの絡み防止に効果がありますし、マイクロガイドはブランクスの性能をより引き出すことができるシステムです。

自重は重ためですが、ガイドを軽くすることで先重りを軽減できるので、数値以上に軽く感じるのがマイクロガイドの利点でもあります。

 

ブランクスはナノカーボン仕様で、さらに上から斜めにカーボンテープを巻く「X-ラッピングカーボン」が施されています。

ブランクスって、実際に使ってみないといまいち性能が分からない部分ですが、ナノカーボンとか言われるとなんだかすごい気がしますね。

 

こういうところもきちんとデザインされているのがアブガルシアらしいです。

「Colors」のロゴが入っています。やっぱりアブガルシアはカラーズをパックロッドシリーズとして統一するつもりなんですかね?

 

ケースとジョイント

ハードケースは持ち手のないバズーカ型。さらにソフトケースが付属。

 

これはケース単体での運搬ではなく、明らかにバッグやカバンに入れて持ち運ぶことを想定していますね。

45センチというモバイル性能から見て、これは大正解だと思います。

 

45センチならカバンに入れて運ぶのにも無理がありません。そのとき、かさばるハードケースは邪魔になるのでソフトケースで十分です。

 

遠征時など、キャリーバッグに入れて運ぶときは、バッグ自体の容量もありますし、万が一の破損に備えてハードケースで運ぶこともできます。

特に飛行機での移動の際は、機内持ち込みが可能なサイズではありますが、けっこう荷物が押し込まれたりするのでハードケースが欲しくなります。

 

つまりTPOによって両方必要なんですよね、ケースって。

 

最近、省かれがちだったソフトケースを付けてくれているのはポイントが高いです。

 

 

ジョイントは、これまた最近トレンドなグリップジョイントを採用しています。

 

通常、5ピースにしようと思ったら1ピースを5等分していました。これだとバッドの途中にジョイント部分がきます。

グリップジョイントはグリップとブランクスを切り離して、ブランクスだけで4等分しています。これだとバッドの途中にはジョイント部分が来ませんが、5等分パターンに比べて少しだけ仕舞寸法が長くなります。

 

バッド部分ってほとんど曲がらないので、5等分パターンでもグリップジョイントパターンでも使用感に大きな差はありませんが、今後、この方式が増えてくると思います。

 

カラーズな部分

カラーは全部で3色ですが、すべてカモフラージュ柄がベースになっています。

 

デザートカモ

デザートってことは砂漠とか乾燥地帯でのカモフラ柄ですね。

そういうところでの釣りと言われるとナイルパーチを想像しますね。

 

スノーカモ

スノーってことは雪山とかそういうところですかね。

もう雪が降るほど寒い時点で釣りには向いていませんが、寒冷地といえばトラウト系ですよね。

 

ウッドランドカモ

迷彩柄と聞いて真っ先に想起する柄ですね。

やっぱり緑が豊かなところこそ、釣りが向いています。アマゾン川でモンスターと勝負だぜ!って夢追いタイムから、近くの野池でバスと遊ぶ日常まで、幅広く想像をさせてくれます。

 

 

・・・しかし、個人的にはカモフラ柄が好きじゃないので、デザインはちょっとビミョーかも。

この中ならスノーカモが好きですね。ただし寒いところは大嫌いですけどねw

 

 

まとめ

トータルで見てアブガルシアに言いたいことがあります。

 

「おまえはおれか!?」

 

ってくらい、このブログを通して言ってきたことを叶えてくれているパックロッドです。

それは45センチというモバイル性能と、ソフトケースを付属してカバンに入れて持ち運ぶスタイルでも使いやすくしてくれているところです。

 

また、カラーラインナップという他にはない独自性を打ちだすことで、わざわざこれを選ぶ理由があるということです。

 

2018年2月に、同じホーネットシリーズでマルチピースモバイルモデルというのが発売されていますが、あっちは4ピースで仕舞がちょっと長いうえにハードケースしか付属しません。

 

そのシリーズの惜しかった部分を改善してくれたのが、今回のホーネットカラーズなので、マルチピースモバイルモデルをやめて、その分カラーズのラインナップを充実させてほしいなぁと思います。

 

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