いわく、ソルトルアー界のゲーリーグラブ
いわく、元祖ソルト向けソフトルアー
いわく、味と匂い付きのパイオニア
いわく、塩ビでできた詐欺師
君はグラスミノーというソフトルアーを知っているか?
(ソルトのアングラーならだいたい知ってる)
今日は釣りを始めた当初から、ボウズという危機をともにくぐり抜けてきたグラスミノーを語ろうじゃないか。
ホワッツ?グラスミノー
エコギアから発売されているシャッドテールのソフトルアーです。
特にソルト専用ってことはないんだけど、断然ソルト用のイメージが強いソフトルアーですね。
これをバス釣りに使うのは、ゲーリーのカットテールを海で使うくらいの違和感かなと。
登場したのは古く、1990年代の後半で、すでに20年以上経っています。
ソルトルアーフィッシングが今よりもずっとマイナーだった頃から活躍している、まさにゲーリーグラブ的なルアーなんですよ。
また、製造販売をしているエコギアははじめて魚の好む味と匂いをソフトルアーに配合したメーカーです。
今でこそソルト向けのソフトルアーは多くなりましたが、昔はほぼエコギアの寡占市場でしたね。
同社のルアーはグラスミノー以外にも語りたいソフトルアーがいっぱいあります。
さて、このグラスミノーですが、SSからLまで4サイズで展開されています。
次の項からは、それぞれのサイズについて思い出をまじえながら紹介します。
SS、超小型ながらアピール抜群
シリーズ最小サイズのSSです。なんと全長28ミリ!あはは、すげーちいせえよ。
この大きさながら大きめのシャッドテールでアピールします。
メインターゲットはメバルですが、ライトゲーム全般に使えます。
まだ東伊豆(故郷)のメバルが乱獲されていなかった頃、活性の高いメバルがポコポコ釣れましたね。
S、万能小型ソフトルアー
↑MとSサイズの比較
ちょっと大きくなって42ミリ。
SSはあまりの小ささ故に、昔は対応するジグヘッドが限られていたんです。
Sは大きくなったぶん、対応するジグヘッドも増えて、SSよりもSを使う機会が多かったですね。
コイツではカサゴやソイ、メバル、カマス、ムツなど一通り釣りました。バリバリのエースルアーでしたね。
友人と2人でメバル釣りに行ったとき、わたしが30センチを釣った直後にコイツで友人に31センチを釣られたのは良い思い出です。
M、対シーバス最強リリーフ
基軸となるサイズで全長64ミリ。シーバスをはじめ、チヌやヒラメ、マゴチ、なんでも釣れます。
今はもっぱらシーバスをやるので、お世話になってます。
他のシーバス向けソフトルアーに比べてコスパが素晴らしいですね。それでいて遜色なく釣れるので、必ず忍ばせています。
5グラム前後のジグヘッドと組み合わせてシャローや表層を探るのに良いですね。
カルティバの静ヘッドが定番だと思いますが、フジワラのムゲンヘッドやデコイのSGヘッドもコスパに優れていて良いですよ。
↑SGヘッド3.5gとのマッチング
L、フラットフィッシュにはこれが最強だと思ってる。
1番大きなLサイズ、全長85ミリ。
ヒラメ釣りの黎明期を知ってますか?元祖ヒラメハンターの堀田光哉さんが紹介していたのが、これにAXヘッドのセッティングでした。
このセット、晩秋のサーフでヒラメがとにかくよく釣れました。
小さいサイズが多かったですが、中学生だった当時、バスロッドで友人とワイワイしながら釣ったのは良い思い出です。
ヒラメは下からバイトしてくるから、フックが下向きでないとフッキングが悪いというのが当時の定説でした。
今は上向きフックがふつうですが、いまヒラメを釣りに行くとしたら、必ずAXヘッドとグラスミノーLを持っていきます。
ほかのソフトルアーもジグヘッドも要らないですw
以上、エコギアよりグラスミノーシリーズの紹介でした。
バス向けのルアーは正直ぱっとしないものが多かったけど、ソルト向けのソフトルアーとしてはコスパも良くて、かなりオススメです。
シーバス相手には、ハードルアーのの守り神がラパラのCDならば、ソフトルアーの守り神はグラスミノーです。個人的には。
最近は、磯からの大型ロックフィッシュ狙いの釣りが流行っていて、そっちのイメージが強いエコギアですが、ソルトのターゲット全般に使えるアイテムが揃っているし、コスパも良いので、ぜひとも使ってみてほしいメーカーのひとつですね。
グラスミノーで釣った釣行記



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