日本のルアーロッドメーカーAPIA。
GRANDAGEはAPIAがつくった2018年に登場したロッドです。
シーバス向けのスタンダードモデルにモバイルモデルがラインナップされたときはすぐに知って、すかさず当ブログでも紹介しました。
それが遅れて2018年12月に登場したライトモデルはすっかり見逃していて、つい先日、fimoという釣りサイトを閲覧しているときに発見しました。
公式サイトで詳しくみてみると、ライトモデルもきっちりモバイルモデルがいるじゃありませんか。
※以下、画像やスペックはメーカー公式HPより転載しています
デザイン
ちょっと全体が写っている画像が見当たりませんね。
部分、部分で引用してみます。
グリップは装飾を省いて機能性を重視した感じですね。
ライトモデルでは、フォアグリップもなくしてブランクに直接タッチできるようになっています。
とにかく些細な変化も見逃さない感度と軽量化へのこだわりが見えますね。
ライトモデルは、一番左のハイフレームのやつですかね。
ガイドはステンレスのKフレームが採用されています。リングはSIC-Sという、薄型軽量の最新のものを採用しています。
ライトモデルは一部モデルでチタンのATフレームを使っているようです。
ATフレームというのは、ガイドの足が1本になっているもので、ルアーロッドに用いるガイドフレームのなかでは最軽量の形状となっています。
後ほどスペックの項で出てきますが、モバイルモデルのうち、短いほうの68/5はATフレーム採用です。
スペック
モデル | 規格 | 全長[ft(m)] | ルアー重量[g] | ライン | 重量[g] | メーカー希望本体価格 円[税別] |
---|---|---|---|---|---|---|
GRANDAGE LITE | 55 | 5’5”(1.65) | 0.2-3.5 | 0.8-2.0lb./PE #0.1-0.3 | 49 | ¥23,900 |
61 | 6’1”(1.85) | 0.2-3.5 | 0.8-2.0lb./PE #0.1-0.3 | 56.5 | ¥24,900 | |
64 | 6’4”(1.93) | 0.4-5 | 0.8-2.0lb./PE #0.1-0.4 | 53.5 | ¥25,900 | |
74 | 7’4”(2.24) | 1-7 | 1.0-2.5lb/PE #0.1-0.6 | 66 | ¥27,900 | |
76 | 7’6”(2.29) | 1-12 | 2.0-4.0lb./PE #0.2-0.6 | 67.5 | ¥27,900 | |
82 | 8’2″ (2.48) | 1-12 | 2.0-4.0lb./PE #0.3-0.6 | 72 | ¥28,900 | |
90 | 9’0″(2.74) | 2-21 | 2.0-4.0lb./PE #0.3-0.8 | 93 | ¥29,900 | |
68/5 | 6’8″ (2.03) | 0.4-5 | 0.8-2.0lb./PE #0.1-0.4 | 60.5 | ¥27,900 | |
76/5 | 7’6”(2.29) | 1-10 | 1.0-4.0lb./PE #0.2-0.6 | 78 | ¥28,900 |
モバイルモデルは68/5と76/5の2機種ですね。
68/5は、パックロッドながらかなりライトにつくってあるので、本当にアジングなどの超繊細な釣りに特化している感じですね。
一方で76/5は、汎用性を重視しています。長さといい、強さといい、ライトゲーム全般に広く対応してくれることでしょう。長くても気にならない開けたポイントならバスフィッシングにも使えそうです。
注目は重量。
それぞれ60.5グラムと78グラムとめちゃくちゃ軽量です。継ぎ目が多くなるパックロッド、特にマルチピースは軽量化という点で不利ですが、こんなに軽くできるんですね。
なんかブランクもすごそうなんだけど
なんだかブランクもすごそうなんですよね、このロッド。
新素材*を採用した多積層バイアス工法によって、中弾性素材特有の粘りを活かし、ブランクの強度を向上させながら軽量化と高復元力を実現。反発力が強いだけではキャストの弾道が安定しないことも多い。
GRANDAGEはアングラーの力量を問わず、飛距離を安定的に稼げるロッドアクションを定量化。多くのモデルは極端なテーパーデザイン/ロッドアクションを避け、多様な状況に対応する汎用性を追求。
しなやかなキャストフィールで、安定した飛距離性能を備える。ロッドアクションを損なわず、スムーズな曲がりを実現するフェラライトフェルール(逆並継ぎ)を採用。熟練職人によるローテーパー仕上げ。
ブランク素材は24t.~40t.カーボンプリプレグ採用、カーボンソリッドティップは24t./30t.素材を高精度研磨。
嵌合部は高精度研磨仕上げによるローテーパー・フェラライトフェルール。STD.及びXDシリーズは#1元部・フェルール受け口(嵌合部)に3Kブレイデッドグラファイトをプライアップし、軽量化を突き詰めたLITEシリーズでは極限までプライ数をブランクに1Kブレイデッドグラファイトによる割れ留め補強を施した。
*剛性を適切に分布させるようカーボンシートを配した工法に、ブランクの外周方向の強度に関わる層にSpecial Nano Resin HM45を導入。
ほほう、なるほどな。
なかなか考えて作られているじゃねぇか。
まぁよく分からねえけどもw
素材も製法も最新技術できちんと吟味して作られてますよーということかな。
ユーザーとしてはそれが分かればだいたいOKでしょ。
リールのような機械ならとにかく、ロッドって感覚的なところが大きいから安くてもお気に入りもあればOKかなと。その逆も然り。
実際に手に持ってみないと分からないよね。
とはいえ、GRANDAGEは軽量でシャッキーンと復元力のある、今どきのロッドに高次元で仕上がっているだろうと推測します。まず買って後悔することはないでしょう。
最後になりますが、このロッドもハードケース付属です。
悪くはないです、悪くはないですよ。
しかし言います。
こんな普通のハードロッドケースをつけるのなら、なくして価格を下げてください。
またはケースも宣伝文句にできるくらいつくりこんでください。
これはGRANDAGEに限ったことではありませんが、ケースはひとつあれば使いまわせるし、図面ケースで事足ります。
(ダイソーで300円で入手可)
個人的にはハードケースというよりも、厚手のネオプレーンみたいな素材でつくったソフトケースが欲しいかなぁ。
ハードケースはかさばるからカバンに入れるのが現実的じゃないんだよね。
スタンダード(シーバス)モデルはこちらで紹介しています。

コメント