パックロッド

ダイワ「月下美人MXモバイル」人気のアジング・メバリングパックロッドに新機種が追加!

cyoshi

釣りにおいて月下美人といえばダイワのアジング・メバリングブランド。

 

パックロッドをちょいちょい発売してくれるダイワさんから、2019年9月より月下美人に新しいパックロッドを追加してくれました。

 

昨年発売になった月下美人MXのパックロッドは、当ブログ調べの2018年パックロッド・オブ・ザ・イヤーに輝くほどの人気ロッドです。

 

今回、追加された機種は果たしてどうなるのでしょうか。

よーく見てみると、実は違うグレードのパックロッドでした。

 

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スペック

【追加機種】

アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
適合ライン カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格
(円)
JAN
コード
ナイロン(lb.) PE(号)
610L-S-5 2.08 5 47 67 0.7/9.9 0.5-8 1.5-4 0.1-0.4 94 32,800 319966
72UL-S-5 2.18 5 49 70 0.8/9.9 0.3-5 1-3 0.1-0.3 93 35,800 319973
76ML-T-5 2.29 5 52 77 1.5/10.9 1.5-10 1.5-5 0.15-0.5 93 36,800 319980

【既存機種】

アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー
重量
(g)
適合ライン カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格
(円)
JAN
コード
ナイロン(lb.) PE(号)
M62L-S・K 1.88 5 44 76 0.9(0.8)/8.9 0.5-8 1.5-3.0 0.15-0.4 99 27,000 078245
M72L-S・K 2.18 5 50 89 0.9(0.8)/8.9 1-7 2-6 0.15-0.4 95 28,000 078276

 

希望価格をご覧ください。

同じ月下美人MXなのに、7.2フィートの機種比で7800円も差があります。

ここまで価格差があったら、もはや別機種だろ。モデルチェンジってわけでもないし、同じシリーズとして扱うのはいかがなものかと。。。

 

一応、新しい方は「月下美人MX MOBILE」で、古い方は「月下美人MX/MX AJING(モバイルモデル)」と、それぞれ違う扱いになっていますが、同一ページで紹介されているため、同じシリーズのように見えます。

 

デザイン

月下美人ブランドのイメージカラーであるレッドが少なくなって、ほぼブラック単色のシックなデザインとなっています。

 

 

無難といえば無難ですが、悪く言えば没個性的。

 

 

ガイドはすべてチタンフレームSICガイドが採用されています。

・・・本当に??

 

これはホームページが不親切極まりないですが、末尾に「・K」とつく既存機種は、ステンレスフレームです。どこにもその記載がないので、予備知識がなければすべてチタンフレームだと思っちゃいますよ、これだと。

一本足のフレームを採用しているのはアジングモデルのみで、ほかは二本足のKフレームが採用されています。

 

ブランクスはお馴染みの高密度HVFカーボンです。

2000年代はじめくらいから、さらに高密度のSVFが登場していますが、いまだにミドルからミドルハイクラスのものはHVFが使われています。

 

実際には、SVFのほうがHVFの上位互換というわけではなく、適材適所で使い分けるものだとの認識ですが、SVFはいまだにハイエンドクラスにしか採用されていませんね。

 

ティップにはメガトップが採用されています。

繊細なソリッドティップの技術は、元々ルアーフィッシング発のものではなく、船釣り用の竿に活かされていたものですが、それをルアーフィッシングにも応用しています。

 

こういうところは、様々なジャンルを扱っている総合メーカーとしての強みですよね。前述のSVFだって、むしろアユの友釣り用の竿とか、そっちのほうに活かされている印象ですし。

 

 

ケース

末尾に「・K」のつく既存モデルにはショルダーバッグが付属します。

 

追加になった新機種には竿袋が付属します。

 

お値段はあがったけれどもケースはグレードダウンという、なんとも微妙な仕様。

確かにショルダーバッグが付属したとしても、それ単体で持ち歩くことはほぼないです。リールやルアーだって持っていかないと釣りはできないですから。

そういう意味では、竿袋だけにするのも正解ではありますが、並べるとグレードダウンの印象がついてしまうってところは不正解ですね。

 

ダイワでいえば、B.B.Bのケースはコンパクトでありながらきちんと保護できるもので、素晴らしいケースでした。

あれはテレスコピックなので、ジョイントのパックロッドとは異なるということはありますが、ケースにもこだわってほしいです。

 

あ、よくパックロッドに使われる、かさばるハードケースは不要ですよ。

イメージするなら、一昔前の竿袋のように1ピースずつ入れる場所が独立していて、クルッと巻いてコンパクトにできるもの。そのうえで、保護のためネオプレーンのような厚手の素材を使ってもらえるといいかなと。

飛行機の積荷とか、本当に耐衝撃性能が欲しいときは、それ用に別途購入するなりすれば良いわけで、普段使い用には厚手のソフトケースがベターであり、付属品もそれで良いというのが持論です。

 

 

 

以上、月下美人MXモバイルでした。

 

既存の「・K」は、2018年のパックロッド覇者でした。この新しいものが覇者になれるかというとなれないと思います。

 

それは、ちょっとハイエンド方向に振りすぎたかなと。実売では3万円を切るので、実際にはミドルハイくらいですが。

 

人気のパックロッドは、だいたい20,000円以内です。いまや技術も進歩しているので、アンダー20,000円でも十分すぎるくらいの性能があります。

パックロッドといえば、メインロッドというよりはサブロッドでの運用が多いと思いますので、高額なものは動きが少ないように思います。

 

しかし、ハイエンドなものは普段からパックロッドがメインな本気パックロッダーにとっては有用です。

 

もういっそ、手持ちの2ピースロッドを売ってしまいましょう。

そして、ハイエンドパックロッドを購入して、それをメインロッドにしましょう。

 

というわけで待ってるよ、本気パックロッダーの皆様(^^)/

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