パックロッド

【トラウトパックロッド】メジャークラフト「ファインテール」がスイッチスタイルで新登場!

cyoshi

やっぱりメジャークラフトはパックロッダーに優しいメーカーですよね。

ほぼ毎年、モバイルなやつを新登場させてくれています。

 

今年は昨年モデルチェンジになったファインテールより、待望のトレッキング&トラベラー(パックロッド)が新登場です。

 

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スペック

【スピニングモデル】

Model PRICE(¥) 全長(ft) スイッチスタイル
全長(ft)
継数(pcs) ルアー(g) ライン(lb) PEライン(号) アクション JAN
FTX-38/425UL ¥17,500 3’8” 4’2” 5 1-8 2-6 0.3-0.8 F 4560350821633
FTX-46/505UL ¥18,000 4’6” 5’0” 5 1-8 2-6 0.3-0.8 F 4560350821640
FTX-50/565L ¥18,500 5’0” 5’6” 5 2-10 3-8 0.3-0.8 F 4560350821657

 

【ベイトモデル】

Model PRICE(¥) 全長(ft) スイッチスタイル
全長(ft)
継数(pcs) ルアー(g) ライン(lb) PEライン(号) アクション JAN
FTX-B38/425UL ¥18,500 3’8” 4’2” 5 1-8 2-6 0.3-0.8 F 4560350821664
FTX-B46/505UL ¥19,000 4’6” 5’0” 5 1-8 2-6 0.3-0.8 RF 4560350821671

 

いまや当たり前になりつつありますが、ベイトモデルもきっちり揃っています。

全体的にショートレングスとなっており、トレッキングというネーミングらしく山岳渓流を意識しているのが分かります。

 

価格はメジャクラらしく、手の出しやすい設定。

渓流釣りは大物といってもせいぜい30~40センチのマス類が相手だし、これくらいの価格帯で十分だと個人的には思っています。

 

気になるのは「スイッチスタイル」という表記。これなんぞや。

 

長さが変わる!スイッチスタイル!

マルチピースの利点をいかして、長さをかえられることをメジャクラは「スイッチスタイル」と表現しています。

 

 

バッドピースを着脱することで長さが変えられます。

このバッドピースにはガイドがついていないため、ラインを通した状態でも着脱ができますので、釣りをしながら状況によってすぐにスイッチできます。

 

山岳渓流を遡行しているとき、開けた大淵から草木がウッソウと茂る小規模ポイントまで、同じ河川であっても様々な顔を見せます。

 

キャストしようと振りかぶったら後ろの木に引っ掛かってしまう。だからもうちょっと短いほうがいい。

あの落ち込みまで届くようにあと数メートル飛ばしたい。そのためにもうちょっと長さが欲しい。

 

そんな相反するリクエストに現場で、1本で、応えられるのがスイッチスタイルです。

 

スイッチできる長さは6インチ。だいたい15センチです。

たかが15センチ、されど15センチ、これをどうとらえるかは個人によりますが、ショートレングスであるほど15センチという長さの差が際立つかなと思います。

だからニューファインテールはショートレングスだけのラインナップなのかもしれませんね。

 

ちなみに私は18センチ調整できても、あまり変わらないかなぁと正直思っています。

 

長さよりも強さがスイッチできたほうが汎用性はあるなと。

それを実現している機能と言えばデュアルティップですね。ソリッドとチューブラー、それぞれあるだけで変わります。

トラウトでいえば、ソリッドは小型スプーンなどを繊細に操作するポンドタイプの管理釣り場をメインに使って、チューブラーはミノーなどを流れの中で踊らせる自然渓流や渓流タイプの管理釣り場をメインに使うといったことが可能になります。

 

なお、スイッチスタイルもデュアルティップもともに先駆者がおります。

特にスイッチスタイルに関しては、大阪の奇才メーカーPROXが何年も前からとあるロッドに搭載しています。

プロックス「ソルトセイスFE80/86ML」

 

有名どころではシマノのパックロッド、トラスティックもそうですね。

シマノ(SHIMANO) トラスティック S710-810M TRASTIC S710810M

 

デュアルティップもいくつかありましたが、最近ではFDマルチピースが搭載していますね。

本気で遊ぶためのロッド「FDマルチピース」

 

その他の装備

Kフレームに最新のSIC-Sリングを搭載しています。

最近搭載機種が増えてきているSIC-Sというガイドリング、これはSICリングの強度を保ったまま、さらに薄く軽量に仕上げたものです。

ガイドリングの最上位といえばトルザイトになりますが、最上位だけあって高いんです。

本当に突き詰めたいって人じゃない限り、性能と価格のバランスを考えればSIC-Sリングで十分だと思いますね。

 

そしてもはやすっかり技術として定着したクロスフォース。

ブランク形成の過程で、斜め方向にカーボンを巻くことで全体の剛性をアップさせる技術です。

今では他のメーカーを含めて1万円を下回るような機種であっても使われていますから、ロッドづくりにおける基本技術になりつつあるんでしょうね。

 

 

以上、モデルチェンジしたファインテールの紹介でした。

スイッチスタイルの必要性は人によって分かれるところですが、それを抜きにしてもコストパフォーマンスに優れた良ロッドだと思います。

 

わたしも旧モデルを愛用しています。

実践!渓流ベイトフィネス

メジャークラフト「ファインテール トレッキング&トラベラーFTT-B524UL」試投してみました。

 

最後になりますが、新しいファインテールはベイトモデルのリアグリップが少し曲がっていますよね。

このデザイン、オールドなベイトロッドを彷彿とさせていいですよね。機能にはまったく関係しない部分ですけど、ちゃっかり一番魅力的なポイントだったりしますw

 

 

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